トマトケチャップ容器がいつの間にかほっそり...1本105g減 背景に何が?メーカーと生産者取り巻く「厳しい現状」

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   トマトケチャップの容器がいつの間にか変わっているという旨の投稿が、X(旧ツイッター)で注目を集めている。新旧の容器を比較した画像も掲載されており、新しい容器は以前と比べてスリムな形状をしている。容器のデザイン変更の理由は何か。J-CASTニュースは2023年9月22日、メーカーに取材した。

  • ナガノトマト公式サイトより
    ナガノトマト公式サイトより
  • aokyo(@aokyo)さん提供
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「安定的にお届けするためにやむを得ずボトル規格を変更」

   話題となったのは、ナガノトマト(長野県松本市)の「国産つぶ野菜入り 信州生まれのケチャップ」。公式サイトでは、通信販売で295グラム×6本(2937円)で販売していた同商品を、4月1日から190グラム×6本(3300円)にリニューアルすると発表しているが、容器のデザインについては触れられていない。容量と価格の改定については「原料事情によるもの」と説明している。

   ナガノトマトは商品の規格と容器デザインの変更の背景について、取材に対し次のようにコメントした。

「この商品は契約農家の皆様が大切に育てていただいた弊社オリジナルブランドトマトを100%使用しています。

『信州生まれのケチャップ 国産つぶ野菜入り』規格変更の背景ですが、高齢化や後継者不足による、農業従事者の減少により、トマト生産者の減少も続いております。併せて、近年は異常気象に見舞われトマトの収穫量も減少しております。弊社としましてもトマト生産者の確保のために(生産者の方々に栽培への意欲を高めてもらいたい)、 原料の買取り価格の見直しなど様々な振興策を行ってまいりました。

しかしながらケチャップをつくるための原料確保が厳しい状況が続いています。いままでご愛顧いただいているお客様に今後も安定的にお届けするためにやむを得ずボトル規格を変更するに至りました。 何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします」
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