「産後パパ育休」スタート1年、賛否分かれる 「助かる」「邪魔でストレス」ママの本音

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「パパたちも頑張っています」

――「家オペ力」は育休後の仕事にも活用できるわけですね。産後パパ育休はこれからどんどん進んでいくでしょうか? パパたちへのエールがあればお願いします。

川上さん まだまだパパたちへの不信感も根強い状況ではありますが、パパたちも頑張っています。これまで家族の生活を支えるために必死になって仕事に没頭してきた中で、育児や家事にも積極的に携わらなければならないという負担の上乗せ感は、パパたちの間に少なからずあると思います。

ただ、仕事と育児の両立はママだけの悩みになっていた歪(いびつ)な状況から、いまはパパたちも同じ悩みを共有しようとしつつある過渡期にあります。仕事で新人に最初からすべてを求めても簡単には上手くいかないように、少しずつ前進していくのだと思います。

パパたちには、自分たちも育児の主体であることを認識し、ママたちとの間にある意識差を埋める努力を進めていっていただきたい。

また、長期的には学校教育で子どものころから、育児や家事は女性、仕事は男性とイメージを決められてしまう性別役割分業の矛盾、および育児も家事も仕事も性別によって決められるものではないことなどを学習するカリキュラムを組み込んでいく必要もあるのではないでしょうか。

(J-CASTニュースBiz編集部 福田和郎)

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