2024年 6月 17日 (月)

物議の山崎まさよしライブ「聞いていられる話ではなかった」 トークばかりの異様...客明かす「1番悲しかった」発言

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   トーク中心で物議を醸したシンガーソングライター山崎まさよしさん(51)のライブは、参加したファンらのツイッター(X)投稿などから、その風変わりな状況が浮き彫りになっている。

   ある参加者は2023年10月23日、J-CASTニュースの取材に応じ、山崎さんは、水戸市民会館で21日に行われたライブ中、少し笑みを浮かべながら、「しゃべりたい」「歌いたくない」「こういう回をしたかった」と1曲歌い終わる度に毎回何度も繰り返したと明かした。

  • 山崎まさよしさんの公式サイト
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「じゃあ、俺の歌いたくない気持ちも分かってよ」

「そのわりに、具体的に何をしゃべりたいかの題材は準備していなかったのか、思いついたことをぽろぽろと口にしては脱線し、また話を戻し、大御所歌手や過去に楽曲提供した事務所へのリスペクトに欠ける発言も多々ありました。しゃべりたい、と言うわりに聞いていられる話ではなかったです。声量も素晴らしく歌はとても上手かったですが、もしかしてギターは下手な人なのか?とも感じました」

   ライブが行われた大ホールは2000席あり、8割ぐらいが埋まっていたという。神奈川県座間市内で9日にあったライブでは、山崎さんは16曲を歌ったと報じられ、「弾き語りと銘打ってますし、それくらい歌うのだろうと思っておりました」。しかし、今回のライブで山崎さんが歌ったのは、8曲だった。

   多くの観客は最初、冗談だと思っていたらしく、和やかに山崎さんを見守っていたという。しかし、時間が経つと、本当に歌が少ないことに気づき、戸惑いも広がって、前方のファンから「歌って!」と山崎さんにコールがかかった。

   すると、山崎さんは「歌いたくない」「歌聞きたい気持ちは分かったけど、じゃあ、俺の歌いたくない気持ちも分かってよ」「歌聞きたいならCD買って」などと観客に呼びかけ始めたという。

「トークばかりにした理由については、『有観客で声出しもできるようになったから~』という旨のことは言ってましたが、しびれを切らした観客との掛け合いにもなりました」

「何組かは帰られ、返金を求められたお客様もいました」

   この参加者が1番悲しかったのは、山崎さんが「なんでそんな歌聴きたいの?俺そんな上手くないよ」「俺のチケットなんぼすんの?7600円?たっか!そんなすんの?そんなん買わんでいいよ、買うな!」といった発言をしたことだという。「出来ることなら、記憶を消して、完璧なパフォーマンスを見せていただきたい」と思いを明かしたが、それも難しい以上、所属事務所が発表した返金対応をしてもらうことを考えていると明かした。

   ライブの会場となった水戸市民会館は、2011年の東日本大震災で建物が破損して使用停止になり、耐震化のため移転・建て替えを行った。23年7月に12年ぶりにオープンして、山崎さんのライブは、それを記念した「オープニングシリーズ」の1つだった。

   この参加者は、「会場のオープニングセレモニーゲスト的な意味合いのライブでした」とし、自分のように「近くでライブするなら行ってみよう!」と初めて山崎さんのライブに来る層は多かったのではないかとも推測した。

   水戸市の新市民会館整備課は10月24日、取材に対し、次のように話した。

「オープニングシリーズでは、著名なアーティストの公演を誘致してプログラムにしており、山崎さんのライブは、そのうちの1つです。主催者が発表したことがすべてで、行政の立場としてコメントすることは特段ありません」

   主催者のラジオ局「茨城放送」(水戸市)のイベント事業部は同日昼前、次のように取材に答えた。

「山崎さんがあまり歌わなかった理由については、我々も確認している最中です。ライブの途中で、お客様の何組かは帰られ、返金を求められたお客様には、連絡先を聞いて昨日その方針を伝えました。お客様も詳細の情報を待っていると思われ、返金についての問い合わせも来ていません。返金のスケジュールについては、まだ調整中です」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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