2024年 5月 17日 (金)

立憲支持率じわり上昇、所属議員ニンマリ 自民に「着実に追いつける数字になってきた」

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   岸田内閣の支持率が「危険水域」と言われる20%台に落ち込む調査結果が出る中で、政党支持率にも変化が出始めている。

   内閣支持率と連動する形で自民党の支持率も落ちる半面、立憲民主党の支持率は回復傾向。一時期は日本維新の会に抜かれることもあったが、維新の不祥事も背景に、並んだり抜き返したりしている。所属議員からはX(旧ツイッター)で喜ぶ声も出ている。

  • 政党支持率に変化が起きつつある(写真はイメージ)
    政党支持率に変化が起きつつある(写真はイメージ)
  • 政党支持率に変化が起きつつある(写真はイメージ)

両調査で内閣支持率は政権発足以降最低を記録

   この週末に公開された世論調査は2種類。日本経済新聞社とテレビ東京が2023年10月27日から29日にかけて行い、29日夜に発表した調査結果では、内閣支持率は9月の前回調査より9ポイント低い33%で、21年10月の政権発足後、最低を記録した。不支持率は8ポイント高い59%だった。

   政党支持率は、自民党が6ポイント低い32%。12年に政権を奪還してから最低を記録した。2位は日本維新の会と立憲民主党が同率で9%だった。ただ、維新は2ポイント減少したのに対して、立憲は3ポイント上昇した。

   もうひとつがANNの調査で、20%台突入が衝撃を与えた。28、29日に行われ、結果が30日に公表された。内閣支持率は前回9月調査から3.8ポイント減り、やはり政権発足以降で最低の26.9%を記録した。不支持率は3.5ポイント高い51.8%だった。

   政党支持率は自民党が2.7ポイント減の38.3%。次に高かったのが立憲で、3.1ポイント上昇した10.9%。次が維新で2.9ポイント低い6.6%。維新と立憲が逆転した。

泉代表「政党支持率はまだまだ。でも皆様のおかげで上向きへ!」

   立憲の米山隆一衆院議員は日経・テレ東調査を引用して「立憲ジワリ上昇です。頑張ります!」、ANN調査には、維新と逆転したことを指摘した上で

「勿論自民党の38.3%とは大きな開きがありますが、最早1桁違う様な話ではなく、少しづつ、でも着実に追いついていける数字になってきています」

と喜んだ。泉健太代表も日経・テレ東の結果を引用して

「政党支持率はまだまだ。でも皆様のおかげで上向きへ!さらに頑張ります」

と書き込んだ。

   維新では、公設秘書の兼職に必要な届け出をしていなかった問題や、政治資金収支報告書の不備などの問題など、9月に不祥事が相次いで発覚。大阪・関西万博の建設費用が高騰している問題でも逆風が吹いている。

   次期衆院選で東京28区から立候補予定の立憲・高松智之(さとし)氏は、

「体感として、今年の5、6月頃がボトムだったような気がします」

とみる。5月には主要7カ国首脳会議(G7サミット)が岸田文雄首相の地元、広島市で行われ、現在と比べれば支持率も高かった。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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