2024年 4月 28日 (日)

ちいかわぬいぐるみ「おでこに穴」問い合わせたら... 持ち主の愛に動いた景品メーカーに「神対応」の経緯を聞いた

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   オンラインクレーンゲームでぬいぐるみを手に入れたら、額に穴が開いていた。新品交換も考えられるなか、持ち主が見せた愛に景品メーカーが修理へ動いた──。

   X(旧ツイッター)で伝えられた体験談に、「優しくてユーモアあって素敵」「いい会社すぎて泣ける」と感動が広がっている。持ち主とメーカーの双方に思いを聞いた。

  • 修理前のぬいぐるみ。額に穴が開いている(赤丸部分)、Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より
    修理前のぬいぐるみ。額に穴が開いている(赤丸部分)、Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より
  • 修理前のぬいぐるみ、Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より
    修理前のぬいぐるみ、Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より
  • 修理後のぬいぐるみ、Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より
    修理後のぬいぐるみ、Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より
  • 修理後のぬいぐるみ、Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より
    修理後のぬいぐるみ、Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より
  • 修理後のぬいぐるみ、Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より
    修理後のぬいぐるみ、Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より
  • Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より
    Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より
  • 修理前のぬいぐるみ。額に穴が開いている(赤丸部分)、Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より
  • 修理前のぬいぐるみ、Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より
  • 修理後のぬいぐるみ、Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より
  • 修理後のぬいぐるみ、Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より
  • 修理後のぬいぐるみ、Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より
  • Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの投稿より

「もし私がこの子を返品したら、この子は捨てられるのかな?」

   話題になっているのは、Xユーザー・うさぎーにょ(@runrunhappy7777)さんの2023年11月14~24日にわたる投稿だ。人気キャラクターシリーズ「ちいかわ」ファンで、「ハチワレ」のぬいぐるみをオンラインクレーンゲームで獲得したが「おでこに穴が空いた状態で届いた」のが発端だ。

   破損を見つけた際、不良品のように感じたとJ-CASTニュースの取材に振り返る。そこでメーカーに問い合わせ、いざ交換可能と伝えられると、「心のどこかでモヤモヤしました」。このような心境の変化が訪れたという。

「もし私がこの子を返品したら、この子は捨てられるのかな?傷のあるハチワレちゃんのぬいぐるみを見た時 よく分からないけど涙がでました。

もう一度家族と話し合い、ご縁があってこの子も家に来たのだから、このまま受け入れようという決断に至りました。傷跡を隠すために絆創膏を貼ってみたら、結構似合っていて愛着が湧き始めました。気のせいかもしれませんが、ハチワレちゃんも嬉しそうに見えました」

   当初の投稿でも、写真を添えて「このままお迎えすることにした」と伝えていた。メーカーからは、不備を詫びるとともに「心お優しいご家族の元へお迎え頂けてハチワレも喜んでいると思います」などと連絡されたといい、話は終わったように思われた。

   ところが同日中に修理の提案が寄せられ、うさぎーにょさんは驚いた。

メーカー「お客様のぬいぐるみへの愛情に大変感銘を受けました」

   ぬいぐるみが修理を終えて戻ってくると、破損箇所に付けていた絆創膏がビニール包装の上から張りなおされていたうえ、次のような手紙も同封されていたという。

「この度はお預かりしておりました『スポーツ刈りなハチワレ』の治療が無事終了し元気になりました。再びお迎えしていただけること嬉しく思います。治療後ですので一週間ほど安静にしていてください」

   うさぎーにょさんは、「素敵なグッズを作ってる会社は、やっぱり対応も素敵でした」「このハチワレちゃんを大切にします!!!!本当にありがとうございました」と喜びを投稿した。

   投稿は大きく拡散され、Xでは、「愛...愛を感じます 絆創膏もつけてくれてるなんて 1週間安静にってのも胸にしみます...」「優しくてユーモアあって素敵ですね 心があったかくなりますね」「めちゃくちゃいい会社すぎて泣ける」といった声が広がっている。

   ぬいぐるみを手がけたパレード(東京都中央区)の広報担当者は、前述の対応は事実だと取材に答えた。修理を提案した経緯は、交換案内後のうさぎーにょさんの返答に「ここまで親身に考えてくださるお客様のぬいぐるみへの愛情に大変感銘を受けました」とし、下記のように説明する。

「このままお客様に不良品を受け入れていただく事に問題を感じ、弊社が出来ることは何かと社内で検討したところ、修理してお戻しする事をご提案させていただきました」

「このハチワレちゃんが私のお家にきてよかったです!」

   一連の出来事は次のように受け止めているという。

「この度は、お客様に喜んでいただけたこと、大変嬉しく思います。弊社商品の不良をこの様に取り上げていただくことは大変お恥ずかしい限りですが、たくさんの方の目に留めていただき、このようなご意見をいただけ大変励みになります」

   「今後もお客様に喜んでいただける商品を提供していきたいと思います」とも意気込む。

   うさぎーにょさんは「交換ではなく、修理を検討してくださったメーカーさんには感謝しかないです」と述べる一方、このような考えも伝えた。

「私はぬいぐるみが小さい頃から大好きで、実家にもたくさんいます。その1つ1つがどれも大切で、家族です。穴があいていたり、しっぽが無かったり、糸がでていたり『普通』と違う子もいると思います。

手に取った時に不良に気づくと大抵の人はあれ?と思ってしまうと思います。私も最初そうでした。ですが、その子の個性として受け入れてお迎えするのもいいと私は思います。このハチワレちゃんが私のお家にきてよかったです!」
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