2024年1月31日放送の「newszero」(日本テレビ系)で、亡くなった漫画家・芦原妃名子さんの遺族のコメントが取り上げられた。その際にメインキャスターの有働由美子アナウンサーが発した言葉に、視聴者から反響が寄せられている。芦原さんは同局のドラマ「セクシー田中さん」(23年10~12月放送)の原作者で、26日にブログで、ドラマ化に際して提示していた脚本などに関する条件をめぐるドラマ制作側とのやり取りを明かし、その後29日に死去が報じられた。「何がどうして起きていたのか、関係各所の調査が必要です」有働アナは、遺族が小学館を通じて報道関係者に対し発表した「突然、最愛の家族を失い、私たちは茫然自失のただ中におります。取材のご依頼をいただいても、とてもお話できる状況にはありません。また、こうした状況下、見知らぬ方から声をかけられることに怖れを抱いております。どうぞ、今はそっとしておいていただき、静かに見守っていただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます」とのコメントを読み上げた。そして「ご遺族の皆様に、心からお悔やみを申し上げます」と頭を下げた有働アナは、5秒ほど沈黙した後、顔を上げ「芦原妃名子さんの尊い命が失われたことに、本当に悲しいやるせない気持ちです。原作者の方の意志を尊重するというのは当然のことです。この件については何がどうして起きていたのか、関係各所の調査が必要です。そしてその調査は、誠実に、そして慎重にすることが大事だと思います」とコメントした。「誠実に『有言実行』を」日テレに対応求める声もXでは、視聴者から、「有働さん頑張ってくれてありがとうとてつもなく勇気の要る事だったと思う」「有働さんの誠実さが伝わってきて、ほんと『ありがとう』な気持ちになった」「頭を下げているとき相当こみ上げるものがあったんだろう、ってわかる。ありがとうございます。。。」「思いが伝わってきた。さすがだ」など、有働アナを称賛する声が相次いだほか、「日テレの関わった人たちが頭下げるべきじゃん」「卒業が決まっている外様の有働さんに言わせて終わりにせず、誠実に『有言実行』をしてほしいと願う」「日テレさん誠実に動いて下さいね!」と日本テレビに対応を求める声もみられた。日本テレビは芦原さんの訃報を受け、公式サイトで、「芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。日本テレビとして、大変重く受け止めております。ドラマ『セクシー田中さん』は、日本テレビの責任において制作および放送を行ったもので、関係者個人へのSNS等での誹謗中傷などはやめていただくよう、切にお願い申し上げます」とコメントを発表している。【悩みを抱える人へ、厚生労働省が紹介している主な相談窓口】・いのちの電話(一般社団法人日本いのちの電話連盟) 0570-783-556(ナビダイヤル)/0120-783-556(フリーダイヤル)・こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556・#いのちSOS(特定非営利活動法人自殺対策支援センターライフリンク) 0120-061-338・よりそいホットライン(一般社団法人社会的包摂サポートセンター) 0120-279-338/(岩手県・宮城県・福島県から)0120-279-226・チャイルドライン(特定非営利活動法人(NPO法人)チャイルドライン支援センター) 0120-99-7777(フリーダイヤル)・子供(こども)のSOSの相談窓口(そうだんまどぐち)(文部科学省) 0120-0-78310(フリーダイヤル)
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