「必要な助け求めて」依存症経験者から心配の声続々 水原一平氏の違法賭博問題で

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   米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏が違法賭博への関与を理由として同球団を解雇されたことをめぐり、水原氏の「ギャンブル依存症」を心配する声が相次いでいる。

  • 水原一平氏(写真:AP/アフロ)
    水原一平氏(写真:AP/アフロ)
  • 高知東生さんのXより(@noborutakachi)
    高知東生さんのXより(@noborutakachi)
  • 高知東生さんのXより(@noborutakachi)
    高知東生さんのXより(@noborutakachi)
  • 田中紀子さんのX(@kura_sara)より
    田中紀子さんのX(@kura_sara)より
  • 津島隆太さんのX(@Tsm_Ryu)より
    津島隆太さんのX(@Tsm_Ryu)より
  • 立川談四楼さんのX(@Dgoutokuji)より
    立川談四楼さんのX(@Dgoutokuji)より
  • 平成ノブシコブシ・徳井さんのX(@nagomigozen)より
    平成ノブシコブシ・徳井さんのX(@nagomigozen)より
  • 水原一平氏(写真:AP/アフロ)
  • 高知東生さんのXより(@noborutakachi)
  • 高知東生さんのXより(@noborutakachi)
  • 田中紀子さんのX(@kura_sara)より
  • 津島隆太さんのX(@Tsm_Ryu)より
  • 立川談四楼さんのX(@Dgoutokuji)より
  • 平成ノブシコブシ・徳井さんのX(@nagomigozen)より

「今の水原さんにできることは治療を受け回復すること」

   水谷氏が違法とみられるブックメーカーに賭けるため、大谷選手の口座から約450万ドル(約6億8000万円)がブックメーカーに送金されたと複数の米メディアが報じている。米スポーツメディア「ESPN」の報道によると、水原氏は2024年3月20日の開幕戦後にクラブハウスで選手たちに「ギャンブル依存症だった」と謝罪したという。

   覚せい剤取締法違反での逮捕歴があり、現在は薬物をはじめとする依存症問題の啓発活動を行っている俳優の高知東生さんは、22日にXで水原氏の報道に触れ、

「仕事と家庭どちらも大切なパートナーを傷つけ裏切り、恵まれた仕事も去ることになる。俺は水原さんの気持ちが痛いほど良く判る気がする。今の水原さんにできることは治療を受け回復することだと思う」

と説いた。続けて、「全人類が敵になった訳ではないです。必要な助けを求めて下さい」と呼びかけた。

   「ギャンブル依存症問題を考える会」代表で、依存症の当事者でもある田中紀子さんも21日にXで「一平さんが、必要な助けに繋がれることを心から願う。アメリカには治療施設も沢山あるし」とつづった。

   一方で「しかしスポーツベットは一番恐ろしい奴。博打とスポーツの合体。興奮度が全く違うし、若者がハマる。日本でも合法化を目論む人がいるけど絶対にダメ。人生狂う人が続出する」と警鐘を鳴らした。

   また、22日に田中さんが公開したYouTube動画では、ギャンブル依存症の恐ろしさやアメリカの回復支援施設等について話し、メディアやSNSユーザーに向けて「ギャンブル依存症というのは回復できる病気」「命がかかっている病気だから」として、人格否定などをしないよう呼びかけた。

   自身の体験をもとに性依存症について描いた漫画「セックス依存症になりました」の作者で漫画家の津島隆太さんは、「今入ってきている情報では、肩代わりをしてもらって解決するどころか悪化する典型的なギャンブル依存症の顛末です」として「深刻な問題として認知が広まって欲しい」と訴えた。

   さらに、「ギャンブル依存症の認知がもっと広まっていれば借金何億、違法賭博、窃盗、解雇などになる前に周りが止められる、本人が治療を受けて最悪の事態は避けるということが出来るようになります。社会的な損失を小さくすることが出来るんです」とも考えを明かした。

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