プロ野球横浜ベイスターズの元投手で大リーグのシアトル・マリナーズでプレーした佐々木主浩氏(56)が2024年5月15日に公開されたデーブ大久保氏(57)のユーチューブ動画に出演し、マリナーズから日本球界に復帰した際の「秘話」を披露した。
東北福祉大出身の佐々木氏は89年ドラフト会議で横浜ベイスターズ(当時は大洋ホエールズ)に1位で指名され入団。チームの守護神として数々のタイトルを獲得するなど、98年の日本一に大きく貢献。「ハマの大魔神」の愛称で親しまれた。
巨人からマリナーズにオファーが?
99年オフにマリナーズに移籍。00年から03年までの4年間、チームの守護神を務めた。マリナーズでは通算7勝129セーブを記録し「世界の大魔神」として人気を博した。
04年に古巣・横浜ベイスターズに復帰し、05年シーズンをもって現役を引退した。
佐々木氏は動画の中で、日本球界に復帰することを決めたタイミングで巨人の終身名誉監督・長嶋茂雄氏(88)から声をかけられたことを明かした。
佐々木氏によると、03年オフに帰国した際に、馴染みの寿司屋で長嶋氏とばったり遭遇したという。当時のやりとりをこう振り返った。
「ミスター(長嶋氏)がいて『こんにちは。お久しぶりです』と言ったら、『魔神(佐々木氏)、聞いてる?』と言われた。『何ですか?』と聞いたら、巨人からマリナーズにオファーを出していたんですよ。聞いてなかったので、代理人に確認したら『実際に来ているよ』と」
その後、長嶋氏と何度か話し合いの場を持ったが、結局、巨人に入ることはなく古巣に復帰したという。その理由を次のように説明した。