芸能事務所「アソビシステム」が2025年3月1日、公式サイトを通じ「当社所属タレントに対する違反行為に関するお願い」との声明を発表した。迷惑行為が「健全な芸能活動の継続を困難にする恐れ」アソビシステムは、アイドルグループ「FRUITSZIPPER」などが所属する芸能事務所だ。同社所属のアイドルプロジェクト「KAWAIILAB.」所属の4グループ(FRUITSZIPPER、CANDYTUNE、SWEETSTEADY、CUTIESTREET)は、1日に行われたファッションイベント「第40回マイナビ東京ガールズコレクション2025SPRING/SUMMER(TGC)」に石破茂首相とともに登場するなど、若年層を中心に大きな人気を集めている。こうした中、アソビシステムは所属タレントらへの迷惑行為について注意喚起を行った。迷惑行為の例として挙げられたのは、「事実と異なる内容による批判」「根拠のない情報に基づくメッセージ及び拡散行為」「盗撮と思われる行為」「公私にわたる過度な接触など」といったものだ。「当社タレントは皆様からのご声援を活動の糧としておりますが、上記のような行為は本人の心身に大きな負担を与えるだけでなく、健全な芸能活動の継続を困難にする恐れがございます」とし、「タレントの人権やプライバシーを尊重し、適切な距離を保った応援をいただきますよう、心よりお願い申し上げます」と呼びかけた。2月には無許可写真・動画のアップロードを警告したばかり注意喚起の上で「一部の過度な行為については、警察への相談や発信者情報開示請求を行ったうえで法的措置を講じる場合がございますことを、予めご了承ください」と、法的措置にも言及している。SNSでは、「事務所がちゃんと守ってくれる姿勢を見せてくれるのありがたい」「安心してタレントが活動できる世の中にしていきましょう!」など、ファンからの応援の声が寄せられている。同社は2月9日にも、「当社所属タレントの肖像権・パブリシティ権の侵害について」との声明を公開し、「現在、無許可の撮影写真・動画がSNSなどに多数アップロードされる事例が発生しております」と報告。「当社はこれに対して、今後、厳しい姿勢で無断でアップロードされた写真や動画は先に削除されるよう」などとして、所属タレントらの画像や動画などの無断アップロードをめぐる注意喚起を行っていた。
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