格闘技イベント「BreakingDown」(ブレイキングダウン)を出禁になっているノッコン寺田(40)が2025年3月20日に自身のユーチューブ動画「ノッコン寺田【150キロラガーマン】」を更新し、4月にオープンを予定している飲食店の現状を報告した。
「バーを立ち上げるのに、予想以上にいろいろとお金がかかった」
寺田は、以前に自身のユーチューブ動画で、飲食店を開店するために数千万円の借金を背負ったことを明かした。
寺田によると、親しい知人とともに飲食店を始める計画をし、その知人が開店資金を全額出資する予定だった。
ところが、開店資金を出資するはずの知人が、金を出さず、逆に寺田は開店資金をだまし取られる格好になったという。
知人とは現在も連絡が取れない状況で、「被害総額」は数千万円にのぼるという。
このような状況の中、今回の動画は、4月オープンを目指す上で、不足している資金の借金を知人の起業家に申し出るという趣旨の動画だ。
寺田は番組冒頭で「バーを立ち上げるのに、予想以上にいろいろとお金がかかっている。数千万円借金したんですが、それでも足りない状態で、あと数百万円お借りしたい」と説明した。
動画に出演した寺田の知人である起業家は、寺田に金は貸してもいいが、店舗の現状を把握したいとし、寺田らとともに店舗を訪れた。
飲食店は、外国人観光客を主なターゲットとしているという。そこで起業家が、寺田に「お客さんにどういう価値を与えるのか?」と質問すると、寺田は「(お客さんが)楽しかったな」と返答。
起業家「ユーチューバーの考え方ですね」
これに対して起業家は「ユーチューバーの考え方ですね。ユーチューブは、自分の発信を受け入れる人が集まる。ビジネスはそうではなくて、ターゲットを狙って、どこに刺さるか。どういう価値を与えるか」と厳しい口調で指摘した。
また、動画の中で、飲食店で店長を務める予定の男性が、起業家に店のコンセプトを説明しようとするも窮する場面があり、寺田が怒りをあらわにするシーンもみられた。
動画では、起業家の目線でいくつかの「激ヤバポイント」がピックアップされた。
現時点でメニュー表が完成しておらず、インバウンド向けにもかかわらず、外国語を話すことができるスタッフがいないことや、業務マニュアルがないことなどが挙げられた。
開店前の店舗を一通りチェックした起業家は、「ここ(店)でのルールの制定が必要で、それができていないので、まずオープンできないですね」とバッサリ。
これに対して寺田は「お客さんが全然こなかったときの人件費のことを考えると、お金が足りない。それもあってお金を借りたくて」と食い下がるも、「まだ無理ですね。絶対に無理です。たぶん誰も貸さないと思いますよ。だいぶ甘いですね。今の状態だったら損切りでやめたほうがいいレベル」と、強烈なダメ出しを食らった。
数千万円の借金を背負い、もう後がないという寺田は最後に、「作り上げていくから、もう1度見てほしい。それからバックアップしてくれるかどうか、もう1回考えてほしい」と必死に懇願した。
寺田は、3月18日に公開したユーチューブ動画「ノッコンと嫁コン」で、妻と共演し、借金苦に陥っている状況に触れ、「誰も『大丈夫ですか?』とか言ってこない」「人間って信用できない」などと嘆いた。