巨人・高梨雄平が投じた阪神・中野拓夢への死球、元コーチが解説 報復が「絶対にない」理由とは

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

一部ファンから「報復」を疑う声が

    「伏線」となったのは、前日6日の阪神戦だ。

    この試合で、巨人の主砲・岡本和真内野手(28)が左ひじを負傷し、戦線離脱を余儀なくされた。

    初回、無死1塁の場面で、中野が3塁側に送りバントを決めた。この打球を3塁手・浦田俊輔(22)が処理し、1塁を守る岡本に送球。ボールは本塁側にやや逸れ、岡本が中野にタッチしたところ、ミットが中野と交錯。直後、岡本はグラウンドに倒れこみ、左ひじを抑えながら悶絶した。

    岡本はそのままベンチに下がり、負傷退場した。スポーツ紙の報道によると、都内病院で検査を受け、「左肘筋損傷」で全治3か月の見込みだという。

    このような背景もあり、インターネット上では、一部ファンから「報復」を疑う声がみられた。

    一部ファンの声に関して大久保氏は「はっきり言います」とし、次のように持論を展開した。

    「報復のようにとられているが、絶対にない。もし、あそこで報復だとして中野選手に当てるなら1発目(初球)に行きます。ちゃんと抑えにいくピッチングはしない。初球に当てる。それが、あれだけ攻めた配球をして、最後にキャッチャーはやや外に構えた」

    さらに、こう続けた。

    「ジャイアンツもタイガースも首位争いをして、しびれる試合をやっているからああいう騒然としたものになる。1位とビリで10ゲームも離れたチームとやると、ケンカにもならない」

    阪神との3連戦は1勝2敗と負け越したものの、8日時点で阪神と並んでリーグ首位に立っている。9日からは敵地・神宮でリーグ最下位のヤクルトとの3連戦を控える。

1 2
姉妹サイト