韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)が2025年5月8日、大リーグのサンフランシスコ・ジャイアンツに所属する「韓国のイチロー」ことイ・ジョンフ外野手(26)の特集記事を組み、打率急落に危機感をあらわにした。
24年シーズンは5月に左肩を負傷してシーズンを棒に振る
大リーグ2年目のイは、今シーズン打撃が好調で、4月中旬には打率3割4分を超えた。その後も3割台を維持し、存在感を示している。
ところが、8日のシカゴ・カブス戦で5打数ノーヒットに終わり、打率を.312から.301まで下げた。出塁率と長打率を合わせたOPSも.842まで落ちた。
「スポーツ朝鮮」は、「イ・ジョンフが無安打で沈黙した」と書き出し、「今シーズン8度目の無安打試合となり、打率が0.312から0.301に落ちた。3割崩壊の危機だ」と伝えた。
イは「韓国のイチロー」と評される逸材で、韓国国内での期待が非常に大きい。
韓国プロ野球(KBO)時代は、2度の首位打者に輝き、21年シーズンは驚異の打率.360を記録した。抜群のバットコントロールを誇り、7年通算1181安打をマーク。22年シーズンは、最多安打と打点王のタイトルを獲得した。
23年オフにポスティングシステムを利用してジャイアンツに移籍するも、24年シーズン序盤の5月に左肩を負傷し、そのままシーズンを棒に振った。