「小選挙区制でいいのか?」という声も
福島氏は、民主党の政権交代につながった09年選挙で初当選。同党の政権崩壊後の離合集散のなかで無所属となったが、最近2回は無所属で自民党候補に連勝した。8回の選挙で4勝(比例復活1回)4敗だが、「党より人物」がキャッチフレーズ」だ。与野党に幅広い人脈をもつ。議員経験者から「政党と政治家は劣化した」との嘆きを聞くことが増えた。「田中角栄元首相ではないが、地元の人と握手しただけ票になる。選挙区とのつながりが何より重要」という。
一方で、「小選挙区制でいいのか?」という声も、広がっている。福島氏は 超党派の「政治改革の柱として衆議院選挙制度の抜本改革を実現する議員連盟」(180人)の幹事長として動き始めている。
(ジャーナリスト・菅沼栄一郎)