プロボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン、42)が、2025年6月14日にアルゼンチン・ブエノスアイレスで行われるWBA世界バンタム級暫定王座決定戦に出場する。
再起戦がいきなり世界タイトル戦に
米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン」(ウェブ版)が6月1日に報じた。
同メディアによると、ドネアはWBA同級8位アンドレス・カンポス(チリ、28)と暫定王座をかけて対戦する。
WBAバンタム級は、正規王者の堤聖也(角海老宝石、29)が、左目の手術を受けたことで、同団体から「休養王者」に認定された。
これにより、暫定王者アントニオ・バルガス(米国、28)が正規王者に昇格したことで、WBAは6月14日の試合をバンタム級暫定王座決定戦として承認した。
ドネアが世界タイトル戦に出場するのは、23年7月のWBC世界バンタム級王座決定戦(判定負け)以来2年ぶりで、再起戦がいきなり世界タイトル戦となる。
「ボクシングシーン」は、「ドネアは23年7月にアレハンドロ・サンティアゴとのWBCバンタム級王座決定戦で敗北して以来、試合を行っていない。彼は、22年6月に井上尚弥との世界3団体王座統一戦で失った王座を取り戻すことを目指していた」と解説した。