元青汁王子こと実業家の三崎優太さんが2025年6月5日にYouTubeで、友人の経営者が巨額詐欺事件の被害者になったことを明かした。「全部警察がすることそのまま」三崎さんは美容クリニックを経営する友人女性が「被害総額1億3000万円」という詐欺に遭ってしまったことを報告。本人を招き、その詐欺について説明してもらった。被害にあったという女性によると、まずは警視庁の人間を騙る人から「徳島県の警察に来てください。あなたに逮捕状が出ているので」と言われる。番号は普通の携帯番号だったが、仕事柄、本物の警察官が携帯電話から電話を掛けてきたことがあったため、違和感を持たなかったという。女性が「容疑」を聞いたところ、ひとりでいることを確認され、LINEのビデオ電話につながったとのこと。そこではバッジや名前を見せられ、自身の身分証を確認されたという。過去に任意で警察の事情聴取を受けたことがあるというその人によれば、「全部警察がすることそのまま」と明かした。なお、容疑は「持っている口座が詐欺の資金洗浄に使われた」という疑惑。その後も警察を騙る人間から、自身が持っている銀行口座や自身のことなどを言い当てられたりして、次第に信じていったという。電話は10時間続いたといい、結局、「洗浄に使われていなかったらすぐに戻すのでこの口座に送ってください」とお金を振り込むよう指示されたと明かした。「見たことがないくらい手が込んでいる」その後、本人が振込をためらっていたところ、今度は検事を名乗る人間が出てきて、「いま送る警視庁のホームページを見てください」と言われる。アクセスしたところ、特別に作り込まれたページに「私の逮捕状が出てきた」と明かした。被害女性によると、検事を騙る人間は警察を騙る人間よりも「優しかった」。また、「口座に入っているお金をテストして、大丈夫であれば明日お金返します」と言われ、10時間電話が続いて判断力が鈍っていたため、「早くこのテストを終わりにしたい」という気持ちから、計1億3000万円を4つの口座に振り込んだという。結局、その後、周囲の人間から詐欺だと指摘され、ようやく詐欺だと気がつき、警察に通報。警察からは「見たことがないくらい手が込んでいる」と言われたが、お金が戻ってくる可能性は薄いらしい。ほかにも、口座にお金があることが犯人側に伝わっていること、住所などもバレていることなどから、「命の危険がある」として、引っ越しや海外への渡航を提案されたことも明かした。被害女性は「警察が考えていることよりも先回りしちゃってる詐欺が出てくるんじゃないかなと思って。本当に怖いなと思ったので、今回、本当に明日は我が身と思って」と呼びかけていた。
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