「私たちはモンスターを恐れていない」
一方の井上は、9月14日にWBA世界スーパーバンタム級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、30)と対戦する。これに勝利すれば、年末に世界タイトル戦を計画している。
当初、階級を一時的にフェザー級に上げてボールに挑戦する計画だったが、身体的な負担を考慮し、軌道修正する見込みだという。フェザー級への転向は、早くても26年夏以降になる見通しだ。
「news.com.au」は、「グッドマンのチームは、井上と対戦する代わりにボールと先に戦うことを選択し、フェザー級で井上と対戦することを検討している」と解説し、グッドマンのマネジャーを務めるピーター・ミトレフスキー氏のコメントを紹介した。
ミトレフスキー氏は、「モンスターは私たちと戦わないので、12月に予定している試合で対戦相手を倒してからグッドマンと戦わなければならない。私たちはモンスターを恐れていない。彼は私たちと戦いたくないので、グッドマンはフェザー級に階級を上げ、フェザー級のモンスターと対戦するつもりだ」と展望を語ったという。
グッドマンは20勝(8KO)無敗。対する王者ボールは、22勝(13KO)1分けで、タイトル戦は全勝対決となる。勝者は、将来的に井上の対戦候補となる。