「スタッフみんなで日本対インドネシア戦観ててわろた」──。
大阪・関西万博のインドネシアパビリオン内でサッカー観戦が行われていた、という和やかな一コマを捉えた写真がXで広く拡散され、「これが万博の醍醐味」などと楽しまれている。投稿者に詳しい話を聞いた。
「このゆるさが展示品」の声も
話題となっているのは、万博インドネシア館を訪れたXユーザー「Kota Ba-dee-ya(@gakky_f)」さんによる2025年6月10日の投稿だ。冒頭のように伝えながら館内での写真を披露した。
写真をみると、壁面の大モニターにサッカー中継が映され、イヤモニを付けたスーツ姿のスタッフら大勢が椅子に座って試合観戦中。周りはベルトパーテーションで仕切られている。なお、同日は「FIFAワールドカップ2026アジア3次予選」(大阪・パナソニックスタジアム吹田)で日本代表がインドネシア代表と戦い、6-0で勝利していた。
日本では珍しい光景のためか、投稿は8万8000件超の「いいね」を集め、「自由すぎておもろ」「めっちゃ楽しそうで羨ましい」「これぞ国際交流で良いね」「いいねえ〜。このゆるさが展示品」「逆にめっちゃ好感!」「これが万博の醍醐味よな笑」などと温かい反応が広がっている。
当時の館内状況について、投稿者の「Kota Ba-dee-ya」さんはJ-CASTニュースの取材に対して13日、「試合開始直後に通りがかっただけなので、詳しいことは分かりませんが、大騒ぎという感じではなかったです。楽しそうな雰囲気は伝わってきました」と振り返った。
インドネシア館の魅力は「スタッフのノリ」も
観戦姿を見て「日本人にはない柔軟性」を感じたとし、「今日は試合日だからみんなで集まって応援しよう、せっかく大画面モニターもあるし!みたいなシンプルなノリは羨ましく思いました」ともいう。
また「インドネシア館がサボってサッカー観てたと言いたかったわけではなくてシンプルに国民性の違いだなあとほっこりしたので投稿しました」と説明したうえ、思いのほか反響があったと驚き。「ネガティブなコメントはほとんどなく、みなさんほっこりされたようなので、一瞬でも楽しんでいただけたなら幸いです」と受け止めている。
インドネシア館については、下記のようにも気に入った点を紹介した。
「インドネシア館は今のところあまり注目されてませんが、スタッフのノリがよくラップしたり来場客とコールアンドレスポンスしたりと待ち時間も飽きさせず楽しかったです。これをきっかけに足を運ぶ人が増えたら、こんなに嬉しいことはありません」