「再生の道」公式YouTube、都議選会見でも「記者の顔を映し続ける」配信 SNSでは賛否

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   2025年6月22日に開票された東京都議選を巡り、元広島県安芸高田市長の石丸伸二氏が代表を務める地域政党「再生の道」の公式YouTubeチャンネルが同日、記者会見の様子をライブ配信した。石丸氏の顔がほとんど映されず、記者側の様子を映し続ける配信の映像に対し、SNSでは賛否の声が上がっている。

  • 石丸伸二氏(2024年6月23日撮影)
    石丸伸二氏(2024年6月23日撮影)
  • 「再生の道」公式YouTubeチャンネルより
    「再生の道」公式YouTubeチャンネルより
  • 「再生の道」公式YouTubeチャンネルより
    「再生の道」公式YouTubeチャンネルより
  • 石丸伸二氏(2024年6月23日撮影)
  • 「再生の道」公式YouTubeチャンネルより
  • 「再生の道」公式YouTubeチャンネルより

「第4の権力と呼ばれるメディアに属する皆さんも権力者だと思う」

   都議選では、小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が31議席で第1党に返り咲いた。「再生の道」からは42人が立候補したが、全候補者が落選する結果となった。

   石丸氏は22日に記者会見を開き、報道陣の質問に答えた。候補者42人の選挙活動は当初の期待に比べてどうだったかという質問に対しては、「本当に千差万別です。ただ、全体の評価として、やはり期待通りだったというのが一番ですね」とコメントした。

   この会見の様子を、党の公式YouTubeチャンネルでもライブ配信した。23日14時時点で約20万回再生されている。党の映像では、石丸氏の顔はほとんど映されず、記者側の様子を映し続けた。なお、過去の会見の動画でも同様の方法で撮影している。

   1月15日の会見の様子を映した動画では、記者陣にカメラを向けた動画を撮影していると石丸氏が説明。このことについて、次のように述べた。

「公人という立場も然りですけども、第4の権力と呼ばれるメディアに属する皆さんも権力者だと思うんですね。だから、都合が良いときに民間企業とか私人という看板を出されますけど、権力持ってますからね。その意味では、顔と名前をいつも出せとは思わない、言わないんですけども、それが表に出ることがあるんだという覚悟はあった方がいいんじゃないかなと」

   6月22日の配信では、会見場に入った石丸氏を当初映していたが、石丸氏は「僕を映す必要は全くないです」と指示。「私が喋ろうとした瞬間に皆さんがカメラを構えている様子とか、ああいう絵が面白いと思います」と話した。その後、報道陣を映した映像が流れた。

   この配信の方法に対し、SNSでは賛否の声が上がっている。

   「ちゃんとリスク取らせるって意味では良いですけどね」「今後普及すべき」「記者も責任を持った発言をしないとですね」などと賛同する声が上がる一方、「ホント意地悪さを感じましたね せめて石丸さんと交互に映せばよかった」「マスコミ、というか記者個人に対する脅迫ですね」「潔くないというか、感性が全く相容れないわ」と批判する声も上がった。

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