巨人「4捕手体制」は必要か?識者が「3人制」提言する理由...「情にほだされて失敗するのが勝負事」

「誰に我慢をしてもらうかといえば、それは小林」

   「編成という意味では、巨人はキャッチャーを3人体制にして、野手を増やさないといけない。代打で使えるというよりも、守れて、走れて誰かの代わりになるというのがいい。例えば、甲斐が先発マスクをかぶって、代打がいるかといえばいらない。勝っていると、競っているとキャッチャーを代えられない。そういうポジションだから」

   捕手3人制を提言する高木氏は、中盤戦以降、3人の枠から外れる選手を推測。「小林は(スタメン出場は)まだ1試合だけ」とし、自身の見解を示した。

   「大城が完全にファーストで、増田陸と併用になるのだったら話は分かる。小林を置いておく。でも、増田陸がしっかりやっている。だからそこら辺のバランスを考えて情をかけるなら小林。でも、情にほだされて失敗するのが勝負事だから。じゃあ、誰に我慢をしてもらうかといえば、それは小林だと思う」

   今シーズン2軍で開幕を迎えた小林は、5月24日に1軍に昇格。6月20日の西武戦で今シーズン初スタメンマスクをかぶり、3打数1安打1打点とチームの勝利に貢献した。

   捕手出身の阿部慎之助監督(46)は今後、どのような采配を振るのか。チームはセ・パ交流戦で11位に沈み、リーグ戦では首位・阪神に4.5ゲーム差の4位につけている。

1 2
姉妹サイト