大リーグ「新怪物」ミジオロウスキー、「あいつはヤバい」元NPB最多勝投手が衝撃...「投げ方が伊藤智仁に似ている」

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「スライダーが半端ないくらい曲がる」

    伊藤智仁氏(54)は、ヤクルトでプレーした投手で、現在はヤクルトの2軍投手コーディネーターを務めている。

    伊藤氏は現役時代、150キロを超えるストレートと、高速スライダーを武器とした右腕。キャリア序盤から肩などの故障に苦しみ、1軍でのプレーは通算7年だったが、当時ヤクルトの監督だった野村克也氏から「天才投手」と評されるほどの実力者だった。

    武田氏は、ミジオロウスキーの高速スライダーに関して、「半端ないくらい曲がる。めちゃくちゃ曲がって94マイル(約151キロ)。あれ打てるの?」とし、こう続けた。

    「スライダーが手前ですごい曲がる。曲がりだしてからの曲がり幅が広い。アメリカのピッチャーにしては歩幅が広く、それでいて下半身があれだけ使えているから、(球の)スピン量も増える。こういうピッチャーは、なかなかいない。(大リーグの投手は)歩幅が狭くて角度を使うというのが基本。彼の場合は、歩幅が広くて球持ちがいい。それで165キロ出るのはどういうことなの?分からない」

    大リーグに現れた23歳の「新怪物」右腕。今後、どのようなパフォーマンスを見せるのか。

    武田氏は「故障だけ。故障しないように投げられればいい。だいたいこれくらいのスピードが出ると、(肘を壊して)トミー・ジョン(手術を受けること)になるから。ケガをしないでやったらすごい成績を残せると思う」と期待を寄せた。

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