韓国メディアのフレディ・フリーマン内野手(ドジャース、35)への質問が、野球ファンの反感を買っている。
「東京に着いたときどうなるか想像もつかないよ」
韓国メディア「MKスポーツ」(ウェブ版)は2025年7月15日、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属するフリーマンの特集記事を公開した。
記事によると、オールスター戦に出場するフリーマンを韓国メディアが「直撃」取材し、過去の発言を追及したという。
韓国メディアが問題視しているのは、日本での開幕シリーズ(3月18日~東京ドーム)に向け、フリーマンが米メディアの取材に語ったコメントだ。
報道によると、フリーマンは24年に行われた韓国での開幕シリーズ(ドジャース対パドレス)と比較し、こう語ったという。
「韓国のときより10倍すごいことになるだろうね。僕たちの予想を吹き飛ばすようなエキサイティングなものになると思う。韓国に到着したときもかなりクレイジーだったが、東京に着いたときどうなるか想像もつかないよ」
フリーマンの発言は当時、韓国メディアで大きく報じられ、このコメントを「無礼」と報じるメディアもあった。
今回、オールスター戦を取材した韓国メディアの記者が、フリーマンにこの発言の真意について質問したという。
「本当に10倍も良かったですか?」
「MKスポーツ」によると、記者が「本当に10倍も良かったですか?」と問いかけると、フリーマンは、こう答えたという。
「そういうことではない。韓国と日本どちらも素晴らしかった。両者はそれぞれ異なる経験だった。当時、私が『10倍』と表現したのは、ショウヘイ(大谷翔平)、ヨシノブ(山本由伸)、ロウキ(佐々木朗希)が私たちのチームにいて、相手チームにはショウタ(今永昇太)、セイヤ(鈴木誠也)らがいたからだ」
そして、フリーマンの発言が、一部の韓国メディアで、韓国を軽視する発言と受け取られたと伝えられると、「それは残念に思う」と答え、韓国を軽視する意図はなかったことを説明したという。
韓国メディアとのこのようなやり取りが、インターネット上で拡散されると、日本の野球ファンから、次のようなコメントが寄せられた。
「フリーマンを困らすなよ」「ドジャースの、大谷さん、ベッツさん、フリーマンさんのMVPトリオは、本当に性格が素晴らしい」「韓国の記者、フリーマンにしょーもない質問したのか」「本当にしつこい」「まだ言ってんの?」「ただただフリーマンの人間性が素晴らしいですね」「本当にこういうの面倒臭い」「大人の対応で素晴しいと思いました」「もう彼に絡むのは止めて頂きたい」
フリーマンは、16日(日本時間)にトゥルイスト・パークで行われたオールスター戦にナ・リーグの「4番・ファースト」でスタメン出場した。