「ちゃんとした補正値をもっている」
田崎氏は前回の総選挙(2024年10月)で、朝日新聞が「自公過半数微妙な情勢」と正確に予想したことを指摘して、「ちゃんとした補正値を持っていて、きちんとした調査をやっているっていう自信があるからでしょうね」と評価した。
この日は田崎氏の隣に、朝日新聞の林尚行・コンテンツ政策担当補佐役もゲスト解説で座っていて、「お褒めの言葉をいただいてありがとうございます」と照れ、「朝日新聞は世論調査部というしっかりした組織があって、そこに職人技のようなきっちり計算しつくすような人たちがいますんで」とちょっぴり自慢げだった。
石川選挙区の情勢分析で読売新聞と違ったのは、その職人技の記者が、自民党の鶴保庸介参院議員の「運のいいことに能登半島で地震があった」という、石川県の選挙民には許せない発言の影響は大きいと読んだということなのだろう。
(シニアエディター 関口一喜)