値上がり続く卵でも「安く買える場所」みつけた スーパーやコンビニじゃない...あなたの家の近所にもあるはず

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「卵単体では赤字でも」

   なぜドラッグストアが卵の安売りに力を入れるのだろう。

   東京都心を中心に店舗展開するドラッグストア「トモズ」の幹部は「価格弾力性」を考えているという。価格弾力性とは、価格が変化したとき、需要や供給にどれくらい影響するかを示す指標。消費者が敏感に反応する商品を見つけ、値決めやチラシなど商品戦略に役立つ。「卵単体では赤字でも、他に購入してもらい商品全体でしっかり黒字にしていくという考え方もある」とメディア取材に語っている。

   会社四季報オンラインの記事によると、「食品強化型ドラッグストア」の業績が好調だ。「ドラッグストアは粗利率の高い医薬品や化粧品で利益を確保できるため、食品の価格を下げて集客できる」と指摘する。

   スーパーやドラッグストア1500店舗の販売情報POSデータを分析するデータベース「KSP-POS」によると、全国で調査対象のドラッグストアの90%の店舗で卵が販売されているという。

   安く卵を買いたいのなら、ドラッグストアをのぞいてみることも「値上げ時代」の一案かもしれない。

(ジャーナリスト 橋本聡)

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