「常温」「高温多湿を避けて保管」→酷暑の日はどうすれば? プロテインの保存方法が話題...管理栄養士が指南

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   購入したプロテインに「常温保存」かつ「高温多湿を避けて保管してください」と記載されていたが、危険な暑さが続く今夏、室温での保管は難しいのではないか――。このようなX投稿が注目を集めている。

   「高温多湿を避けて保管」の「高温多湿」とは具体的にどのような環境を指すのか。今年のような「酷暑」の下ではどのような保存方法が適切なのか。管理栄養士に聞いた。

  • プロテイン(イメージ)
    プロテイン(イメージ)
  • プロテインの保存方法表示(編集部撮影)
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  • プロテインの保存方法表示(編集部撮影)

「常温」とは15~30度が「実情に近い」

   投稿したのは、アニメ化もした漫画「このはな綺譚」などで知られる漫画家の天乃咲哉さんだ。2025年7月23日にXで、「プロテインに『常温保存』って書いてあるけど『高温多湿を避けて保管してください』のあたりで『これ、今の日本では常温保存無理だな?』と思って冷蔵庫に入れた」と投稿した。

   この投稿には24日時点で3万4000超の「いいね」が付き、話題に。「常温庫が必要ですよね」「常温じゃなくて、〇〇度以下(前後等)って書き方して欲しいよね...」「夏はクーラーの入った部屋で保存って理解してる」といった声が寄せられている。

   食品の「常温保存」の「常温」とは、何度程度のことを指すのだろうか。24日にJ-CASTニュースの取材に管理栄養士の成田崇信さんは、「食品衛生法やJAS法には常温保存の温度についての定義がなく、製造業者によって想定している温度に違いがあるのが実態です」と説明する。

   品質の変化について実験する場合には、25~30度を想定温度にしている企業が多いといい、「15~30度程度を常温と考えておくと実情に近いと思います」と見解を示した。

   では、「高温多湿」はどうか。

   成田氏は、「こちらも定義はありません」としつつ、「メーカーが想定する条件は、30度以上湿度85パーセント以上であることが多いようです」と説明。

   「冷房をつけない室内では、今夏はこの条件を超えてしまうと考えられます」と見解を示した。

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