井上は9月14日に暫定王者アフマダリエフと対戦を予定
井上の身長は165センチで、173センチのキャリントンとは8センチの差がある。井上は、ライトフライ級(48.9キロ)から階級を上げてきた選手で、フェザー級を主戦場としているキャリントンとの体格差は否めない。
キャリントンは、スーパーバンタム級とフェザー級のパワーの相違について、5月に井上が対戦したラモン・カルデナス(米国、29)を引き合いに出して説明した。
井上は、カルデナス戦で2回に左フックでダウンを喫した。プロで2度目のダウンだったが、その後、冷静に戦った。7回にダウンを奪うと、続く8回に連打で仕留めレフリーストップで勝利した。
キャリントンは井上のダウンシーンを振り返りながら、「もし井上がラモン・カルデナスと戦ったのと同じように私と戦ったら、あのノックダウンから立ち上がることはできなかっただろう。あと1、2ラウンドは持たなかっただろう。なぜなら私はフィニッシャーだからだ。ダウンを奪ったら、絶対に仕留める」と自信をのぞかせたという。
井上は9月14日に、WBAスーパーバンタム級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、30)との防衛戦を控えている。アフマダリエフに勝利すれば、年末にもWBC同級1位アラン・ピカソ(メキシコ、24)との対戦が見込まれる。
井上のスケジュールは、26年前半まで埋まっており、フェザー級転向は、早くても26年後半になる見通しだ。