「生成AIは使用しておりませんでした」
ニッセンは28日、「ニッセン作成キャラクターに関して」との声明を公開した。
「このたび、ニッセン作成キャラクターに関して『生成AIを利用しているのではないか』というお問合せを複数いただいております」とした上で、制作過程について説明した。
「ニッセン作成キャラクター『日泉維那(ひいずみいいな)』については、弊社X担当にて原画を起こし、イラスト制作からグッズ化まで関連部門スタッフと連携し実現したキャラクターとなります」
「弊社にてキャラクター完成までの一連の工程を確認いたしましたところ、生成AIは使用しておりませんでした」
ユーザーに対しては、「弊社公式アカウントを応援していただいていたお客様に疑念を抱かせることとなり、心よりお詫び申しあげます」としている。
なお、同社は26日までに一連の投稿を削除した上で「企業アカウントで個人のイラストについて論議が続いておりますので、イラスト関連のポストは追って削除をさせていただきます」と説明していた。
再度疑惑を否定したニッセンだが、SNSでは「ニッセンのイラストの件、生成AI利用云々よりも、企業の広報が小学生でもわかるレベルの嘘を消費者に向かって吐いてることの方が嫌かも...」「ニッセンに限らず別にAIを使っていても使いましたと言えばいいだけなのに企業が頑なに手描きにこだわるのは何故なんだ」など、未だ厳しい声が目立つ。
ニッセン公式サイトでは30日現在も、「大好きをはこぶ! ひみつのときめきワゴン」や「大切な推しを連れ歩く 缶バッジ収納コンパクトミラー」といった商品の紹介ページにおいて、「日泉維那」をあしらった缶バッジやアクリルスタンド、うちわなどのオリジナルグッズが掲載されたままとなっている。
ニッセン作成キャラクターに関して pic.twitter.com/DNYMW1mF1t
— ファッション通販のニッセン (@nissen) July 28, 2025