大リーグのロサンゼルス・ドジャースは2025年7月30日(日本時間)、韓国出身のキム・ヘソン内野手(26)が負傷者リスト入りしたことを発表した。「キム・ヘソンは当面リハビリに専念する」米メディアの報道によると、キムは左肩を痛めたままプレーを続け、この影響で打撃不振に陥った。完治まで少なくとも10日間の休養を取るという。キムは23日のミネソタ・ツインズ戦から29日に行われたシンシナティ・レッズ戦まで、6試合に出場し、16打数10三振。24日のツインズ戦では2打数2三振で、翌日25日のボストン・レッドソックスでは、4打数4三振だった。23日のツインズ戦前までは、129打数で三振は32個だったが、左肩を痛めた影響で三振が急増したようだ。ここ最近、スタメン出場する機会が増えたキムの負傷者リスト入りに、地元韓国メディアはショックを隠さなかった。スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)は、「キム・ヘソンが負傷者リスト入り、実質的に右腕だけでスイングしていた」などのタイトルで速報した。記事では「キム・ヘソンは当面リハビリに専念する」とし、今シーズンのキムの活躍を高く評価した。「新人王候補に挙げられるほど攻守走の貢献度が高かった」「5月4日に行われたアトランタ・ブレーブス戦に代打として出場し、歴史的な大リーグデビュー戦を戦ったキム・ヘソン。その後、ダイナミックな活躍を繰り広げ、当初『期限付き』で起用する予定だったドジャース球団の方針を変更させることに成功した。プラトーンシステム(試合によって選手を使い分ける)の対象となるユーティリティ選手だったが、ナ・リーグの新人王候補に挙げられるほど攻守走の貢献度が高かった」また、左肩の負傷が三振急増の要因とし、「後半戦27打席のうち、ほぼ半数の12打席で三振を喫した。(デーブ)ロバーツ監督の診断通り、自分のスイングができなかったためだ。左腕に力を入れられず、実質的に右腕だけで打撃をしていたに等しかった」と解説した。今シーズンのキムの打撃成績は、29日時点で打率.304、2本塁打、15打点、12盗塁。出塁率と長打率を合わせたOPSは.744だ。守備では、ユーティリティープレイヤーのキムは、セカンド、ショート、センターなどのポジションをこなし、チームに貢献してきた。「スポーツ朝鮮」は、キムの今後に関して、次のように分析した。「負傷者リストの登録期間は最低10日間であるため、キム・ヘソンの復帰時期は8月9日以降となる。しかし、現在のところ、怪我の特性上、十分な休息が必要であるため、さらに時間がかかる見込みだ」なお、負傷者リスト入りのキムに代わり、若手有望株のアレックス・フリーランド内野手(23)が昇格した。
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