プロ野球巨人、ロッテで投手としてプレーしたC.C.メルセデス(31)が、韓国プロ野球(KBO)リーグのキウム・ヒーローズに入団した。
今季は台湾リーグでプレー
複数の地元メディアが2025年7月30日に報じた。移籍金を含めて28万ドル(約4100万円)で契約したという。
メルセデスは17年オフに巨人と育成契約を結び入団。18年7月に支配下登録選手となり、13試合に先発して5勝4敗、防御率2.05を記録した。
巨人では先発投手として5年間プレーし、29勝をマークした。22年オフに巨人を自由契約となり、ロッテに移籍。ロッテでは2年間プレーし、22年は4勝8敗1セーブ、23年は4勝8敗だった。
24年オフにロッテを自由契約となり、台湾プロ野球リーグの統一ライオンズに入団。韓国メディアによると、今シーズンは台湾リーグで14試合に登板して6勝3敗、防御率2.57だった。
GM「KBOリーグにも迅速に適応できると期待している」
キウム・ヒーローズは、30日時点でリーグ最下位(10位)に沈んでいる。投手陣の立て直しを目的として、NPB(日本野球機構)37勝の実績を誇る左腕を補強した。
地元スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)によると、キウム・ヒーローズのホ・スンピルGMは、メルセデス獲得について、次のように語ったという。
「メルセデスは日本と台湾の舞台で活躍した選手で、アジア野球の経験が豊富な投手だ。KBOリーグにも迅速に適応できると期待している。日本において長期間先発投手として活躍し、安定したイニング消化能力を示してきたため、先発陣に安定感をもたらすものと期待している」
記事によると、メルセデスはビザの発行など行政手続きを終えた後、早ければ8月上旬にチームに合流する予定だという。