直接餌を与えなくても人を襲う可能性も
また、前出の担当者は、7月にヒグマに襲われて男性が死亡した福島町で、ヒグマがゴミ箱をあさっていたとの通報が相次いでいると報じられたことにも触れた。
ヒグマは、「この場所に行けば餌がある」と分かると「何度でも来ます」という。その場所にある食べ物は「自分のもの」と認識しているため、たまたま人が居合わせてしまうと、食べ物を守るために攻撃する場合もあると説明した。「人が介在する食べ物には絶対触れさせないというのが、1番の安全策と思っております」とした。
ヒグマに出会ってしまった場合にはどうすればよいのか。前出の担当者は、あくまでヒグマに限った場合だと前置きしつつ、「基本的に人見たら避ける動物なので、慌てずにゆっくりとその場立ち去るというのが1番の基本」とした。
7月29日、知床国立公園内にてヒグマへの餌付けが疑われる事案が発生しました。目撃者からの通報によると、車内からヒグマにスナック菓子を与えていたようです。人から食べ物を与えられたヒグマは行動がエスカレートしていくと人に危害を加えるようになります。 pic.twitter.com/Uvp0Zs1MXy
— Bear Safety Shiretoko (@bear_shiretoko) July 30, 2025