「意味が分かってるのか」「交流からやめて」 「アフリカ・ホームタウン」認定4市に問い合わせ殺到、業務に支障も

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電話の件数「もはやカウントできる状況ではない」

   4市の状況はどうか。木更津市のオーガニックシティ推進課の担当者はJ-CASTニュースの取材に、「昨日今日と、朝から晩までずっと電話が鳴りやまない状態です。7名から10名体制で電話対応をしていますが、なかなか追いついていないような状況です」と話した。件数は「もはやカウントできる状況ではない」という。メールは25日時点で700件以上来ているとした。

   問い合わせや苦情の内容については、「海外メディアなどの報道と本市が発表している内容の違い」や「移民の受け入れに対する不安」、「国に対するそもそもの行政不信」などが多いという。

   職員の説明ですんなり理解してくれる人もいる一方で、「お前はこんなことも知らないのか」など、強い口調で心無い言葉をぶつける人や通話を録音する人もいるという。担当者は電話対応に当たっている職員の心身の健康面での心配も口にした。また、電話対応のため「業務が停滞している状況」だとも明かした。

   問い合わせや苦情への対応について前出の担当者は、

「根本としては、皆さん、今回の報道を受けて不安になったので問い合わせたという方が大半であると受け止めておりますので、事実関係の説明やホームページの案内など、海外メディアなどの報道と市の立場は違うんですよというところを丁寧に説明するということを心がけております」

   と話した。

   「JICAアフリカ・ホームタウン」については、これまでのオリンピックでのナイジェリアの選手団の受け入れなどが評価されて認定を受けたとし、「ホームタウン」としての具体的な取り組みは具体的に決まっていないという。

   「移住を大量に受け入れるとか促進するとか、そういったものではないということは強く発信していきたい」と強調。「引き続き、JICA等の関係機関を通じ、誤報に対して丁寧に対応していきたいと思っております」とした。

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