「意味が分かってるのか」「交流からやめて」 「アフリカ・ホームタウン」認定4市に問い合わせ殺到、業務に支障も

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長井市や三条市でも業務に支障が出ている状況

   長井市都市交流推進室の担当者は、25日は「朝からずっと電話が来ておりまして」と話す。夕方時点でメールは500件を超えていたという。26日も前日ほどではないものの、「常に4回線くらい埋まっている」とし、「業務に支障が出ている状態」と明かした。

   問い合わせや苦情の内容については、「移民を受けれるのは反対」「政府が長井市をタンザニアに贈呈することは反対だ」など、「誤った内容での反対のメールが多い」とした。

   長井市の担当者は、移民の積極的受け入れや長井市がタンザニアに土地を提供するといった情報について、「そういったことの事実は一切ない」と強調。マラソン大会をはじめとしたタンザニアとの交流については「今まで通り行っていく」とした。

   三条市地域経営課の担当者は、25日の朝から26日の16時までの時点で電話が約420件、メールが約3600件寄せられているとした。地域経営課以外にも広報課などにも苦情が来ており、それも合わせた数字という。「今日もうちの係は一切通常業務ができない状態でしたし、ほかの係もそのような状況に近いと思います」と明かした。

   三条市の担当者は、25日は「何がどうなっているんですか」という趣旨の問い合わせが多く、説明すればわかってもらえることも多かったが、26日になって「執拗に声を荒げる方が多い印象」と話した。たとえば、「ホームタウンという言葉の意味が分かってるのか」「もう交流からやめてください」「アフリカ人が来たら、周辺の市町村の治安まで脅かされてしまう」といった声が寄せられたという。

   今治市観光課の担当者は、26日9時までの時点でメールが1400件以上、SNSのコメントが3400件、合わせて5000件近くの意見が届いたとした。電話は約460件来たという。「移住を受け入れて治安が悪化するんじゃないか」「受け入れはやめるべきだ」といった声が多かったとした。

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