韓国メディア「OSEN」(ウェブ版)が2025年8月27日、サッカー日本代表の特集記事を組み、10月14日に行われる日本対ブラジルの親善試合に関して、韓国代表と比較しながら独自分析した。
「ブラジル戦は非常に重要な機会になる」
日本サッカー協会(JFA)は26日、東京スタジアムで開催される「キリンチャレンジカップ2025」(10月14日)で、FIFAランキング17位の日本が、同5位ブラジルと対戦することを発表した。
ブラジルとの対戦は、22年6月以来で、過去の対戦成績は日本の0勝11敗2分(5得点35失点)となっている。
日本代表の森保一監督(57)は、JFAの公式サイトを通じて、ブラジル戦について、以下のコメントを発表した。
「ブラジル代表と対戦できるキリンチャレンジカップを開催することに尽力くださったJFA関係者の方々、そしてステークホルダーの皆さまに心から感謝申し上げます。嬉しさと同時に身が引き締まる思いです。世界トップ基準の戦いの中でチーム強化を進めていくためにも非常に重要な機会になることは間違いありません。ブラジル代表は誰もがイメージできるように全ての選手が全ての分野においてクオリティが高く、また高強度の中でも自分たちがやりたいプレーを確実に行えるしたたかさを兼ね備えている、言わずもがなトップレベルの対戦相手となると思います。我々日本代表はこういったトップオブトップの相手に対しても全力で勝利を目指します」(原文ママ)
「日本サッカーは傲慢か?それとも自信か?」
26年W杯北中米大会に向けての強化試合となる日本対ブラジル戦は、韓国でも大きな注目を集めている。FIFAランキング23位の韓国代表は、日本に先駆け10月10日にソウルでブラジルと国際親善試合を行う。サッカーにおいて、日本とライバル関係にあるだけに、地元メディアは、日本代表の動向を注視している。
「OSEN」は、日本メディアのブラジル戦の報道を受け、「日本サッカーは傲慢か?それとも自信か?森保監督『ブラジルは世界最高だが我々が勝利する』」とのタイトルで記事を公開した。
記事では「日本のFIFAランキングは17位でアジア最強だ。日本は『北中米ワールドカップで堂々と優勝を目指す』と公言している」とし、こう続けた。
「しかし、ブラジルは世界ランキング5位だ。ワールドカップ優勝を達成した過去の栄光はないが、依然として各ポジションに世界最高の選手たちが揃っている。日本がブラジルを倒すという自信はどこから来るのだろうか?奇しくもブラジルは10月10日に韓国と先に戦い、その後日本へ渡る。韓国の立場からすれば、間接的に日本と比較せざるを得ない」
韓国は22年6月の国際親善試合でブラジルと対戦し、1-5の大敗を喫した。22年W杯カタール大会の決勝トーナメント1回戦では、ブラジルに1-4で敗れ、準々決勝進出を逃した。