セ・リーグCS争いの行方...阪神を脅かすのはDeNAなのか 2年連続「下克上」の現実味は

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   2025年シーズン、阪神が優勝したセ・リーグは、CS争いが注目される。

   勝率5割の2位・巨人を借金3の3位・DeNAが1.5ゲーム差で追いかける。借金12の4位・中日、借金13の広島は残り試合を考えると厳しい状況に追い込まれた。

  • 横浜DeNAベイスターズの本拠地・横浜スタジアム
    横浜DeNAベイスターズの本拠地・横浜スタジアム
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3本柱の東克樹、ケイ、ジャクソンが盤石

   阪神にとって、CSで不気味な存在になるのがDeNAだろう。

   昨年はレギュラーシーズン3位から阪神、巨人をCSで撃破し、日本シリーズでも4勝2敗でソフトバンクを破って26年ぶりの日本一にのぼりつめた。今年は優勝候補に挙げられたが投打がかみ合わず、大きな目標を達成できなかったが、チーム状況は上向いている。

   打撃不振が続いていた筒香嘉智が8月中旬以降、17試合で10本塁打と量産体制に。昨年の首位打者・オースティンも下半身のコンディション不良から8月に復帰すると、力強いスイングを見せている。9月10日の阪神戦(甲子園)では、6回に伊藤将司のツーシームを左中間に運ぶ9号ソロを放った。

   主将の牧が8月に左MP間節尺側側副靭帯修復術の手術、宮崎敏郎が今月に入って右膝後十字靭帯部分損傷で戦線離脱したことは大きな痛手だが、他のメンバーでカバーするしかない。今月は6勝3敗と借金を減らしている。

「DeNAは東克樹、ケイ、ジャクソンと先発に強力な3本柱がいます。途中加入の藤浪晋太郎が好投を見せていますし、バウアーが復活すればCSを十分に戦える。阪神は強いですが、勢いに乗れば2年連続の下克上は達成可能な目標になります」(スポーツ紙デスク)

   シーズンは残り15試合。CSファーストステージを本拠地・横浜スタジアムで戦うためにも逆転での2位確保を目指す。

(中町顕吾)

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