「菊池病」公表の女子100mハードル福部真子、「東京世界陸上」応援に感謝 「幸せだな、諦めんくてよかった」

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   陸上女子100メートルハードル日本代表の福部真子選手(29)が2025年9月17日、自身のインスタグラムを更新。東京世界陸上での応援に感謝のメッセージを寄せた。

   福部選手は24年12月、「菊池病」(組織球性壊死性リンパ節炎)と診断されたことを公表していた。

  • 福部真子選手のインスタグラム(@mk_028l)より
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「自然と笑顔になれました(自国開催最高)」

   9月15日におこなわれた東京世界陸上の第3日目。女子100メートルハードル準決勝に出場した福部真子選手だったが、決勝進出はかなわなかった。福部選手はインスタグラムで、

「世界陸上、ほんとに沢山の応援ありがとうございました」

とコメントし、応援への感謝を述べた。

   つづけて「まずは、立てんと思っとった舞台に立てたこと。20年近く競技を続けてきたけど、初めて満員の国立競技場で大歓声の中、2本走れたことは私の人生の財産となりました。一生忘れません」とつづり、こんな胸の内を明かした。

「『よく頑張った、感動した、勇気をもらった諦めないでくれてありがとう、走る姿を見せてくれてありがとう、応援させてくれてありがとう』こんな温かい言葉を沢山かけてもらっていいんかな?って不安になるくらい不甲斐なくて悔しくて」
「でも、走り終わった後あんなに温かい拍手をしてもらったのは初めてで自然と笑顔になれました(自国開催最高)」「悔しい気持ちが、一瞬で晴れやかな気持ちに変わって声援ってすごいな、幸せだな、諦めんくてよかったなって心がスーッと軽くなっていきました」

   さらに、菊池病に関して、「菊池病になって失ったものもあったけど小さな幸せに気付けたり、人の優しさ温かさに触れる機会が増えたり、逆に人に優しくできたり、陸上界とは別の場所にチームができたようなそんな感覚になれたり、得たものもありました」と明かし、「こう思えるようになったのも、応援してくれて背中を押してくれた皆さんのおかげです」と感謝の思いをつづった。

「アスリートは大変なことももちろん多いけど頑張る姿を見せることで、何かを与えることができたり伝えることができる、最高の職業だなって改めて思わせてくれた皆様、ありがとうございました」

   この投稿には、「菊池病と知った時はびっくりしましたが、それに負けないぐらいの走りをされていたので勇気をもらいました」「昔も今もこれからも、大好きです」「元気もらいました!! 」「めちゃくちゃかっこよかったです」といったコメントが寄せられている。

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