「ドルがダメになってきて、頼れるのは金」 中国やロシアが金を買い漁り価格急騰...歴史的な大変革の予兆か

   金の急騰は歴史の大きな転換の前兆で、今回は世界の基軸通貨がアメリカのドルから中国の元になるかもしれない――。TBS系の報道番組「サンデーモーニング」は2025年10 月19日の放送で、史上最高値を更新し続ける金価格を取り上げ、そう指摘した。

  • 金の価格が急騰している
    金の価格が急騰している
  • 中国の金の保有量は2024年では2279トンだ
    中国の金の保有量は2024年では2279トンだ
  • 金の価格が急騰している
  • 中国の金の保有量は2024年では2279トンだ

ドルが金と連動して世界の自由貿易の基軸となった

   サンモニによると、米雑誌「ニューズウィーク」は、金が急騰したのちに「ローマ帝国滅亡」「スペイン帝国衰退」「フランス革命」が起きていて、今回も近い将来に予想のできない大きな出来事が起きるのではと警鐘を鳴らしているという。

   司会の膳場貴子キャスターは、「フランス革命とかローマ帝国が出てくると、ちょっとあれなんですけど、社会的な混乱なりなんなりの大きな背景は、今回もありそうですよね、森さん」と、ゲストのノンフィクション作家・森功氏に聞く。

   「なぜこんなに金が重宝されるかというと、1945年の第二次世界大戦が終わったときのプレトン・ウッズ体制で、ドルが金と連動して世界の自由貿易の基軸となったわけです。(それ以来)金とドルはイコールだったんですけど、ドルがこんなにダメになってきて、頼れるのは金だということで、中国やロシアが買い進めているんですね」と金急騰の背景を解説した。

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