「ひとりでチームの最年長になるのは、嫌じゃない?」
「なぜかというと、(巨人には)マー君(田中将大)がいる、坂本(勇人)がいる。同級生なんだよね。そうなると、会話がしやすい。DeNAは、そこらへんのベテランになると、宮崎(敏郎)ぐらいしかいない。(宮崎は)野手。ひとりでチームの最年長になるのは、嫌じゃない?マー君や坂本がいれば、輪に入りやすい」
巨人に所属する坂本勇人内野手(36)、田中将大投手(36)ともに1988年生まれで、前田とは同級生だ。田中は昨オフ、自由契約となった楽天から巨人に移籍し、今シーズン日米通算200勝を達成した。
高木氏は、坂本と田中の存在の他に、巨人の投手力の不安定さを指摘。「CS(クライマックスシリーズ)を見て、あれだけ先発ピッチャーがいないと」と切り出し、次のように持論を展開した。
「(巨人は)絶対にほしい。それと絶対に行くと思う。マエケンはどちらかというと、今の若者というより、我々に近い感情がある。そうしたら巨人のブランドを大事にすると思う。(現役が)終わってからのことも、いろいろと考えると思う。人生設計として、どこで終わったほうがいいかということ。骨を埋めるつもりで来ると思う。マエケンは絶対に働ける。なんの心配もなく巨人に入った方がいい」
チームはCSファーストステージで、リーグ2位DeNAに2連敗を喫して敗退。セ・リーグはリーグ優勝を果たした阪神が、CSファイナルステージでDeNAを4勝(阪神のアドバンテージ1勝を含む)で下し、日本シリーズ進出を決めた。