現役東大院生で中国出身のピン芸人・いぜんさんが2025年10月20日、東大の留学生入試のほうが一般入試よりも簡単だとするSNS投稿にX上で反論した。「留学生ルートより日本人向けの一般入試が全然優しい(原文ママ)です」などと説明している。
「大学自体を蔑ろにする発言を見て心苦しい」と心境吐露
いぜんさんが反応したのは、同日20日のX投稿だ。この投稿では、留学生は中学生レベルの入学試験に合格すれば、東大や早慶に合格できるなどと書き込まれていた。また、「日本人差別」だとも訴えていた。
これに対し、いぜんさんは引用リポストして反論。冒頭で「落ち着いてください」と呼びかけたうえで、「留学生試験だけで東大には入れなくて そこから学内試験と面接など色々あります」と説明した。
また、「中国人留学生みんな知ってるけど、留学生ルートより日本人向けの一般入試が全然優しい(原文ママ)です」とも明かした。自身の受験については、「私大学院生だけど、大学院の院試も英語から専門科目と面接まで全て一般入試で受けました」としている。
この投稿に対し、文句を言うなという批判も出た。いぜんさんは「文句ではなく、事実を言ってるだけです」と反論。そして、つぎのような心境を吐露した。
「正々堂々に頑張って入ってきた日本人の方たちも 目指してる日本人の学生たちも沢山いるからこそ 中国人を攻撃するためにデマを拡散して 大学自体を蔑ろにする発言を見て心苦しいです」
また、「私の説明は日本人のみんなのためにもなる」としたうえで、「誤解されても、私は信じてます」と述べた。
さらに続く投稿では、自身の留学状況についても告白している。
「私なんて日本に家族も親戚も頼れる人1人もいねぇし ただの自費留学生で(日本からも中国からも奨学金や補助金とか一切なし)芸歴も浅い芸人なのに、本当言ってもいいかなと泣いてたくらいなん悩んでたけど 分かっていただいた方いて本当に嬉しかった 本当にありがとうございます」