4年ぶりリニューアル「JAL SKY MUSEUM」見学、有料化でも予約困難 狙うなら「1か月前の9時半」に

日没時の飛行機撮影楽しめる「トワイライト枠」も

   見学時間が長くなり、見学枠が増えたのも特徴だ。10月までは、ミュージアムエリア60分→格納庫見学50分の110分コースだったが、11月からは、その後にミュージアムエリア見学の時間を20分追加して全130分に。最初に見られなかった展示を改めて見たり、お土産を買ったりする時間にあててもらう。

   10月までは水・金が定休日で、見学できる時間帯は3つだった。これが11月からは定休日が水曜日のみになり、時間帯も5つに増える。そのうちのひとつが16時30分~18時40分の「トワイライト枠」で、日没時の見学や写真撮影を楽しめる。週に2~3回の実施を予定している。JAL広報部によると、この結果、1週間あたりの見学可能人数が最大で約400人増える。月あたりにすると、一般の見学者は約7000人から約8600人に増える。

   入場料を設定したのもリニューアルのポイントだ。施設の維持費はJALが負担し、入場料収入は、未公開資料の追加やデータ類のデジタル化推進・保全、新コンテンツの導入などにあてるとしている。

   この1000円という価格設定は、「他社さまの事例なども参考とさせていただきながら、社会貢献活動の一環としての活動である点も鑑みて社内で議論」して決めたという。12歳以下の子どもは、「空育」という次世代育成プログラムの一環でもあるとして、引き続き無料だ。小学生未満は入場できない。

   以前から有料のライフベスト体験コース(1500円)、STEAM SCHOOL(同)、機内食&FUJI号プレミアムコース(8000円)は料金を据え置く。株主やJALカード会員向けの無料の見学枠については、11月以降も同じ運用を予定している。

   ただ、見学枠拡大と入場料設定でも予約は至難の業だ。予約は1か月前の9時30分から受け付ける。つまり、12月1日の見学分は、11月1日9時30分から受付が始まる。予約は1か月先までほとんどいっぱいになっており、JALでは

「大変ありがたいことに現在も予約開始直後にたくさんのご予約をいただいております。予約オープンの9:30に合わせて確認いただくことをおすすめいたします」

と呼びかけている。

(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)

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