大リーグ挑戦の村上宗隆、「大谷翔平と比較されるのはかわいそう」...識者が指摘する不安要素「シビアな米国で耐えられるか」

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「村上のサードの守備力でメジャーで使っていくのかなと」

    そして、村上が守備、打撃それぞれで抱える不安材料を指摘。守備については「どこまでメジャーで通用するか」とし、こう続けた。

    「打球の速さがある。サードをやるならば、ある程度、肩が強くなくてはならない。村上のサードの守備力で、メジャーで使っていくのかなと。じゃあ(ポジションは)どこだよというと、ファーストになる。でも、ファーストはどこも、すごいのばかりいる。余程、守備のミスをカバーするくらい打たないといけない」

    打撃に関しては、「メジャーリーグのスライダーとチェンジアップにどこまで対応できるか。大谷も今年、すごく苦労した。たぶん、インコースにバンバン、スライダーや真っすぐがきて、外にチェンジアップ。そこの配球。ボールの質も違う。スライダーの曲がりも速くてすごい。そこをどう対応できるのかという不安はある」と指摘した。

    これまで日本出身の投手が、大リーグで好成績を収めるケースは多くみられる。一方で、野手に関しては、成功を収めた日本人大リーガーは、そう多くはない。愛甲氏は、ニューヨーク・ヤンキースなどでプレーした松井秀喜氏(51)を例に挙げ、次のように持論を展開した。

    「日本で(本塁打を)50本打った松井(秀喜)が、メジャーに行ったら1回だけ30本打てただけで、あとは打点を稼ぐほうにシフトしたという。どこかでそういう風になっちゃう。大谷は別格。だけど、比較されちゃう。絶対そうなってしまう。アメリカは見方がシビア。そういうものに(村上は)耐えていけるのかなという不安を持って見ている」

    今オフ、大リーグに挑戦する元3冠王。大リーグ公式サイトは3日、今オフのフリーエージェント(FA)の注目30選手を紹介。村上は7位につけ、移籍先候補として、ロサンゼルス・ドジャース、シアトル・マリナーズ、ニューヨーク・ヤンキースを挙げた。

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