FA行使のソフトバンク東浜巨、識者が指摘する「取りづらい」理由...本来の力あれば争奪戦も「若手を使った方が」

   プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(66)が、2025年11月17日にユーチューブを更新し、国内フリーエージェント(FA)権を行使したソフトバンクの東浜巨投手(35)について、「取りづらい選手」との見解を示した。

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「東浜を欲しいところはあるけれども、どれくらいの程度なのか」

   亜細亜大学出身の東浜は、12年ドラフト会議でソフトバンクに1位指名されて入団した。先発ローテーションの一角としてチームをけん引し、17年には16勝をマークしてパ・リーグの最多勝タイトルを獲得した。

   今シーズンは7試合に登板して4勝2敗、防御率2.51だった。

   スポーツ紙の報道によると、東浜はFA宣言をするにあたり相当悩んだといい、「まだまだ第一線で投げたい気持ちが強い」と語ったという。

   今シーズンの年俸は1億5000万円(金額は推定)で、金銭か人的補償を伴うBランクとみられる。

   高木氏は35歳のベテラン右腕に関して、「欲しいところはあるけれども、東浜がどれくらいの程度なのか。一時期は、必ず10勝してくれるだろうという(見通しがあった)。それよりはちょっと力が落ちている。だから『チームにいればいい』ということでもない」とした。

   さらに、スタッフから「巨人は獲得に向けて東浜と交渉するのか?」と問われると、「(中日の)柳(裕也投手)を(獲得に)行こうとしていたくらいだから、東浜でもいいなとは思うが、ソフトバンクからジャイアンツに行った投手で、活躍している人はなかなかいない。だから東浜だとちょっと苦しいかもしれない」との見解を示した。

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