焦点の「非核三原則の見直し」について
日中関係が緊張するなかで、自民党が安全保障関連3文書改定に向けて議論を開始、「防衛費の増額」「防衛備品の輸出規制の緩和」などが挙げられている。「非核三原則の見直し」も焦点の1つだ。非核三原則は核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」という1967年に当時の佐藤栄作首相が国会で説明した政策である。
橋下氏は「僕らは1980年代に教育を受けた時に非核三原則を習った」と振り返りながら「僕は、もうはっきり有事の時には持ち込むよ、ということは明文化すべきだと思う」と話した。首相は簡単には言えない、大胆な発言だ。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)