2025年11月23日のバラエティー番組「サンデージャポン」(TBS系)は、21日に東京ドームで開かれたミスタープロ野球、長嶋茂雄さんのお別れの会に出席したタレントの林家ペーさん(83)のエピソードを紹介した。記録達成が早かった2000本安打...「そうなんだよ、君」「お別れの会」午前の関係者の部には、一緒にプレーした王貞治さんや長嶋監督時代に巨人でプレーした元大リーガーの松井秀喜さんらが参列して長嶋さんを偲んだ。午後の一般の部には約2万2800人のファンがミスターに別れを告げた。林家ペーさんはその中に参列していた。9月に妻のパー子さんと二人暮らしのマンションが火事になり、家財道具などほとんどが焼失してしまった。番組では長嶋さんと親交があったというペーさんの参列姿を追った。ペーさんはある著名人のパーティーに参加した時、服に長嶋さんのサインをもらった。その服を着てお別れの会に参列した。初めて出会った時のことを昨日のことのように話した。「(2000本安打を)すごく早く記録しましたね」と言うとミスターは「そうなんだよ、君」と返してくれたという。また、「同じ立教ですね。(私が入学試験に)受かっていれば」と話した時には「え~?」と言いながら笑っていたという。長嶋さんは「常に頭の中にある存在」サインを書いてもらった時も印象深い。「あの時はメークドラマの年だった」とぺーさんは振り返った。「長嶋さんに『がんばって』と言ったら『がんばる』と返してくれた」という。メークドラマはミスターの造語。1996年のペナントレースで首位の広島と最大11.5ゲームの差がつけられているのをひっくり返してリーグ優勝を決めた。お別れの会から出てきたペーさんに番組が感想を問うと「他人だけど『家族』。常に頭の中にある存在」と感慨深そうだった。(ジャーナリスト 佐藤太郎)
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