EXIT・りんたろー。が「分娩費用の全額保険案」めぐりモヤモヤ告白 「出産の仕方に強者も弱者もない」

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   お笑いコンビ・EXITのりんたろー。さんがXで「出産無償化」をめぐる複雑な感情を明かし、議論が広がっている。

  • 「出産の仕方に強者も弱者もない」。EXIT・りんたろー。さんは訴えている(写真はイメージ)
    「出産の仕方に強者も弱者もない」。EXIT・りんたろー。さんは訴えている(写真はイメージ)
  • EXIT・りんたろー。さんのポスト。出産無償化への思いをづづった
    EXIT・りんたろー。さんのポスト。出産無償化への思いをづづった
  • 「出産の仕方に強者も弱者もない」。EXIT・りんたろー。さんは訴えている(写真はイメージ)
  • EXIT・りんたろー。さんのポスト。出産無償化への思いをづづった

「劣等感みたいなものを植え付けられながら それでも命を繋いでいる」

   議論のきっかけとなったのは、厚生労働省が2025年12月4日、出産にかかる費用の無償化に向け、分娩費用を公的医療保険で全額賄う案を提示する方針を示したことを伝える読売新聞オンラインの記事だった。

   出産費用の高騰を受け、経済的不安を和らげることで少子化対策につなげる狙いがあるという。記事には、帝王切開など「保険適用済みの診療行為は、現行の3割の自己負担を継続する方向」ともある。

   りんたろー。さんは6日、報道を引用し「身体に傷を残し本来感じる必要のない 決して感じさせてはならない 劣等感みたいなものを植え付けられながら それでも命を繋いでいるというのに。。」と投稿。通常の分娩と帝王切開とで自己負担額に差が出ることへの違和感をつづった。

   りんたろーさんは、自身に寄せられたリプライ(返信)に応じ、自身の考えをつづっている。

   「なんで産んだこと無いのにわかるの!?!? 帝王切開なのも、母乳でなくて完ミ育児になっちゃったのも劣等感でしか無い、それでもちゃんと大きくなってくれた息子には感謝しかないよ!!!泣」との声には、「何度も否定しそうになった自分を(赤ちゃんの絵文字)が肯定してくれますよね 本当に日々感謝!!」と共感を示した。

   りんたろー。さんは22年8月にタレントの本郷杏奈さんと結婚。翌23年11月に、第一子となる長男が誕生している。

「出産の仕方に強者も弱者もないと思います」

   りんたろー。さんの「劣等感みたいなもの」との表現について、「これ、『劣等感』ではなく『のようなもの』なのが凄くわかる」「みんなが普通に出来ることを自分が出来ないということは自己を否定するトリガーにはなる」との声も寄せられた。

   りんたろーさんは「なんだかわからない。モヤモヤした。なんか発言しづらい。本当に『劣等感』とは違うのだが。でも明らかに『のようなもの』なんですよねー」と、出産にまつわる言葉にしづらい感情を吐露した。

   一方で、「帝王切開は単なる分娩方法のひとつ」と捉えるユーザーもいる。

   「弱者に対する態度で優しく接し気遣いなさってるのは伝わりますが、経膣分娩と帝王切開は単なる分娩方法の手段の違いと認識している層にとっては不要な情けだと考えます」との声には、「帝王切開を選ばざるを得なかった方達は果たして『弱者』でしょうか。出産の仕方に強者も弱者もないと思います。だから制度も一緒だと嬉しいなぁと思ったのですが。。」とした。

「僕のパートナーや僕の出演する番組とは 一切関係がありません」

   「産みの苦しみから逃げて帝王切開にしたって人もいるにはいるんでしょ?」との意見には、「ちょっとあまりにも想像力と配慮が 悲しいことになってますので、それだけはいわねぇで欲しいす」と明確に否定した。

   「なぜ劣等感を感じるのか」との声には、「まずお母さんが『選べなかった』ところにこの『劣等感みたいなもの』の根源があって」と指摘。「安全に出す手段をお母さんが選んだだけじゃないですか!」と励まされると、「そうかじゃあやっぱりこの感情は間違いなのかなぁ でも多くの人がそうであるように自然分娩で産んでみたかったなぁ。あぁいけないいけない。こんな事思っちゃいけなかったんだぁ。これのスパイラルに放り込まれる」。「今回の制度はそれを引っ張り出されるような気持ちになる」と説明した。

   「産まない立場で勝手に劣等感とか言っちゃうの、もう少し慎重に発言した方がいい気がする...」との指摘もあったが、りんたろー。さんは「僕は辛い想いをしている方を見てきてるので、僕が情報元を公表することは その人をこの辛いやり取りに引き摺り込みかねないので、それはしたくありません」と返答。

   「今回の発言は制度改正における あくまで僕、個人の見解であって 僕のパートナーや僕の出演する番組とは 一切関係がありません」と強調している。

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