ミス・フィンランド「つり目」写真が波紋→本人釈明も批判やまず 協会謝罪「徹底的に検証」へ

協会側は「責任の所在を明確化し、今後の対応を決定」

   ただ、問題はほかにも。「Ilta-Sanomat」による9日の記事では、サラ氏が公開したとされる飛行機内での動画で「ギャングは投げつける一方、私はフィンエアーのビジネスクラスに」と伝えたこともSNS上で怒りを買ったという。サラ氏は先のインスタ投稿のコメント欄で、発言を疑問視するユーザーに対し、「当該動画は削除されました。不快な思いをさせた方々にはおわび申し上げます」と返信。合掌とハートの絵文字を添えている。

   騒ぎが広がる中、ミス・フィンランド公式インスタは9日、同協会代表者の名義で、サラ氏が不適切な行動を取ったと詫びるとともに、「謝罪と許しはどちらも同様に重要であると信じています」などと投稿。しかし批判は収まらず、サラ氏の称号はく奪を求める声も相次いだ。

   10日には、協会名義で「公式声明」が投稿された。そこでは、「ミス・フィンランド協会は、いかなる形においても人種差別や差別的行為を一切容認しないことを明確かつ断固として表明します。当協会代表の行為により不快な思いをさせ、ご苦痛を与えたことを深くお詫び申し上げます。私たちは問題の深刻さと、傷ついたり軽視されたりしたと感じた方々への影響を認識しております。心よりお詫び申し上げます」と改めて謝罪している。

   組織内で対応を続けているとし、「明日、現ミス・フィンランドとの正式な面談を実施し、一連の経緯を徹底的に検証するとともに、責任の所在を明確化し、今後の対応を決定します」と説明。下記のようにも伝えた。

「ミス・フィンランド協会は、尊重、平等、責任、人間の尊厳という価値観に基づいて運営されています。これらの原則は決して譲るものではありません。透明性と責任をもって行動し、信頼を再構築する姿勢を堅持します」
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