9人立候補の伊東市長選 田久保真紀前市長は? 「ゼロ打ち」はナシ...選挙結果にネットの関心高く

田久保氏「伝説の逆転劇を、あなたの一票で」

   田久保氏は市長選を前日に控えた13日深夜、自らのXで、「『マイナスからのスタートでした』組織なし、政党なし。あるのは市民との絆だけ」として、選挙戦を「偏向報道や誹謗中傷に晒されながらも、歯を食いしばって戦い抜いた7日間」と振り返った。その上で、「辛い思いをした人間だからこそ、誰よりも優しい政治ができる。伝説の逆転劇を、あなたの一票で」とつづった。

   投票は14日20時に締め切られたが、事前から混戦が予想されていた通り、投票締切後に即当選者が判明する「ゼロ打ち」とはならなかった。

   共同通信は20時過ぎ、「国民民主党推薦の元市議杉本憲也氏と自民党推薦の元職小野達也氏が激しく競り合う」と報道。結果は未定ながら、動向が注視されていた田久保氏については、見出しで「敗北確実」としている。静岡放送によると、出口調査で小野氏・杉本氏に続く3位に田久保氏の名前が上がっていることを取り上げた。

   SNSでは、「選挙報道で『どの候補が勝ちそうか』ではなくて特定の候補の落選確実を見出しに持ってくるのは結構異例」「伊東市の市長選、誰が勝ったかより田久保前市長の落選が真っ先にニュースになるなんて」など、速報の出し方に驚く声も見られた。

   最終的な結果は同日23時頃に判明する見通しとなっている。

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