ピン芸人のなだぎ武さんが2025年12月15日、自身のXを更新し「皆様、12月23日のイベントが近づいてるんですが、現場チケットが10枚しか売れておりません」と投稿して話題を集めている。「20枚いかないともうこの会場では2度とできないそうなので」なだぎさんは、『R-1ぐらんぷり』(カンテレ・フジテレビ系)の2007年、2008年の王者で、「東京オリンピック」の開会式にも出演した人気芸人として知られる。なだぎさんは、12月23日にATalkClubWOOFER(東京都渋谷区)で開演予定の『なだぎ武Xmas1曲ディナーショー2025』と題したイベントのチケット販売に苦戦していることを明かした。「20枚いかないともうこの会場では2度とできないそうなので」と切実な状況であることを伝え、「一つ皆様、23日の夜空いてるよと言う方、遊びに来て頂けたら幸いです、、、」「クリプリも用意おりますので、どうかよろしくお願い致します」(原文ママ)と呼びかけた。この投稿には「超人気者でもないのにクリスマスの時期にやるのが理解できない。もっとイベントごとがない何でもない時期にやったら?」と厳しい指摘が見られた。一方で、「このポスト見かけて即チケット買いました」とチケットを購入したという声や、「どんだけチケット高いのかな? ディナーショーだから5万くらいするのかな? と思ったら2500円だった」とチケットの安さに驚く声など、前向きな反応が相次いでいる。やす子「年内ラストだからって席増やしすぎました」なだぎさんに限らず、知名度や実力があってもお笑いライブのチケットが順調に売れないケースは、ここ最近珍しくない。『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)と『キングオブコント』(TBS系)で、それぞれ2回決勝に進出しているニューヨークは、自身のYouTubeチャンネルで10月17日から19日に行われる東京公演の単独ライブのチケットが余っている状況を説明。嶋佐和也さんは、仰向けになって両手を合わせる『逆土下座』を披露して「お願い、来てください」とチケットの購入を視聴者に訴えている。一方、屋敷裕政さんは壁に張り付く『垂直土下座』を見せた後、正調の土下座に切り替えて「本当にお願いします」とコメントした。また、2024年に日本武道館で開催した自身のラジオイベントのチケットを完売させるなど、着実な人気を築いている、三四郎も例外ではない。今年実施した単独ライブの広島公演のチケットがなかなか売れず、手売りを行っている。さらに、やす子さんも、12月20日に開催予定のトークライブのチケットがあまり売れておらず、11月30日に自身のXで「チケット全然余っております」「年内ラストだからって席増やしすぎました」と綴っていた。情報が溢れすぎているいまは、イベントの存在を知っていれば行きたいと考えるファンまで、告知が十分に届いていないケースが多いのかもしれない。もしくは、わざわざお金を払ってまでライブをみに行かないというファンも、相当数いる可能性もうかがえる。ただイベントを開催すればいいわけではなく、ある程度の戦略を練らなければソールドアウトは難しい時代なのだろう。
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