「こういう形状のドアノブは見たことがない」事故起きた赤坂個室サウナの危険性 橋下徹氏「法の不備ただすべき」

   東京・赤坂の個室サウナで30代の夫婦が死亡した事件、ドアのノブがはずれていたり非常ボタンが作動しなかったり、安全上の不備が明らかになってきた。

   2025年12月21日の情報番組「日曜報道 THE PRIME」(フジテレビ系)でレギュラーコメンテーターの橋下徹さんは「今こそ政治的大号令をかけて法の不備をただすべき」と政治側に早急に取り組むよう直言した。

  • 個室サウナの火災事故に関し法の不備を指摘する声も
    個室サウナの火災事故に関し法の不備を指摘する声も
  • 橋下徹氏(2015年5月撮影)
    橋下徹氏(2015年5月撮影)
  • 個室サウナの火災事故に関し法の不備を指摘する声も
  • 橋下徹氏(2015年5月撮影)

「政治的大号令をかけて一斉点検すべき」

   番組は警視庁による現場検証のVTRを流しながら通風口の一部が壊れて床に落ちていたことから夫妻がたたくなどして助けを求めた可能性もあると報道。橋下さんは「少しの確認があればこういう事態にならなかったと思う」と前置きして「ドアノブと非常ボタンに関しては法令上の根拠が非常にあいまい」と話した。

   サウナの「非常ブザー」設置については旅館業法には「記載なし」、公衆浴場法でも「見やすい場所への設置を推奨」となっている。設置を条例で定めている一部自治体はあるもののほんのわずかだという。

   橋下さんは「今回の事件は法令上の義務がなくても過失が十分問える事案だと思う。僕もよくサウナに行くが(L字型の)こういう形状のドアノブは見たことがない。こういうサウナがあるということは全国にもある可能があるのでこれぐらいは政治的大号令で『ドアノブについては確認しろ』と内側から押せるようなドアになっているかどうか政治的大号令をかけて一斉点検すべき」と話した。

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