「高市さんが首相になって、あれだけ高い支持率でもできないことばかり」 堀江貴文氏が日本政治の弱点ズバリ

「国会大事、民主主義大事。だけど」

   それに対し、「政治のスピード感はあげていかなければいけない」(神谷宗幣・参政党代表)「政治や議論のスピード感ではなくて、大事なのは行政執行のスピード感じゃないのか」(河野太郎元外相)など意見はさまざま、分かれる。

   国会のスピード感のなさに愕然としたというのは自民党最年少衆院議員の大空幸星さん。本会議での形式的な代表質問や答弁などを俎上にあげて「これを4~5時間やるわけですよ、毎日。国会大事、民主主義大事。だけど中国や権威主義の国はどんどんスピード感あげて(政策を)進めるなかで、ただ座って朗読会をやってるというのが、本当にこの国の将来にとっていいのかどうか」と疑問をぶちまけた。

   それを聞いていた日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事は「(それを)ここで言うんじゃなくて、討ち死にしてもいいから自民党の中で、重鎮に対し『こんなのおかしいやないかい』と自分が犠牲になってやらないと」と説教モードとなる。すかさず、元自民党議員の杉村太蔵さんが気色ばんで「そんなのできたら苦労しないんですよ」と返し、スタジオは爆笑に包まれた。自民党内で「長老の圧」を何度も経験した杉村さんだからこそ出た本音だった。

   この座談会も、権威主義国家のようにはスピード、トップダウンでまとまらない。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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