高市早苗首相が2026年1月4日にXを更新し、年末年始の日程を1100字超にわたる長文で報告した。公私ともに言及したことが物議を醸している。
公務&引っ越しで「何かとバタバタした年末年始でした」
高市首相は投稿で、25年12月29日に東京都内の衆議院宿舎から首相公邸へ引っ越したことに触れ、その後を「段ボール箱の谷間で生活しながら、外出時に必要な物(バッグやアクセサリー)が入った箱を探し出す日々でしたが、今日1月4日(日)の明け方に、ついに段ボールの開封と片付けを終了しました」と報告した。
引っ越し準備から振り返り、「重い箱の運搬と積み上げなど、ひたすら力仕事続きでしたから、手足は切り傷とアザだらけや...」ともいう。
一方で、「今朝6時頃から仮眠をとっていたら、7時54分頃に北朝鮮がミサイルを発射。総理秘書官からの電話で飛び起き、総理指示を出し、官邸危機管理センターに設置している北朝鮮情勢に関する官邸対策室に緊急参集チームを招集」と切り出した。日本政府としては北朝鮮に厳重抗議したなどと説明している。
続けて「引っ越し作業、公務行事、多数の国際案件対応で、何かとバタバタした年末年始でした」と伝えた。引っ越し当日は米国とウクライナとの首脳会談の報告を受けたとし、翌30日は東京証券取引所の「大納会」に出席、「加えて、29日(月)から31日(水)で合計12回、中国による台湾周辺軍事演習の状況報告を受け、日本政府として談話を発出しました。また、31日には、ペルーでマチュピチュ行き鉄道の衝突事故があり、邦人2名が負傷されたと報告を受けました。心からお見舞いを申し上げます」としている。
「途中でダンナさんの食事の仕度や食器洗いなども」
元旦の午前は皇居で「新年祝賀の儀」があり、午後は「ようやく荷解きに着手しましたが、途中でダンナさんの食事の仕度や食器洗いなどもあり、荷解きは台所や風呂場やトイレの用品など生存に必要な数箱で断念」という。
2日の仕事ぶりは「年頭記者会見の原稿準備をしていたら、急に米国のトランプ大統領との電話会談がセットされる事になり、総理秘書官達の他、正副官房長官、外務事務次官、国家安全保障局長なども交えて打合せの後、電話会談とぶら下がり記者会見」と説明した。その後についても下記のように報告した。
「3日(土)は、米軍によるベネズエラ領内への攻撃とマドゥーロ大統領拘束事案が発生し、100名を超える邦人の安否確認や保護の指示を出しました。その後、今朝4日まで徹夜で荷解きと収納と洗濯に励みました。
朝から北朝鮮の対応もありましたが、午前10時過ぎにはベネズエラ在住の邦人の方々の安全確認の報告も受け、ホッとしました。今もダンナさんが空腹に耐えている様子なので、これから遅めの朝昼兼ねた食事の仕度をします」
投稿は16万いいねも...賛否の反応
高市首相は、「それにしても、この年末年始、次々に色々な事が起きて、特に外務省や防衛省や内閣官房の皆様や総理秘書官達は、休み無しだったと思います。皆様、お疲れ様でした。そして有難うございました。明日5日(月)は、伊勢神宮参拝と年頭の記者会見です。内政も本格始動。頑張ります!」と結んでいる。
投稿は16万件超の「いいね」を集め、Xユーザーから労わられたほか、「なんて親近感の持てる総理のポストだろう」「家庭の話と国の話が混ざってて読み応えある」「総理大臣の大変さがすごくわかった」「こんなふうに、実態をシェアしてくれた総理大臣は初めてではないでしょうか」といった声が寄せられた。
ただ、内容をめぐって、「公私混同の度が過ぎている」「引っ越し作業の状況なんてどうでもいいんだけど、日本の総理大臣には危機感というものがないのか」「正直、このタイミングで公開するのは不適切な日記すぎる」「個人的な出来事と総理大臣としての仕事は分けて投稿したらいかがですか?」などと批判的な声も少なからず上がっている。
昨年12月29日(月)の総理公邸への引っ越し後は、段ボール箱の谷間で生活しながら、外出時に必要な物(バッグやアクセサリー)が入った箱を探し出す日々でしたが、今日1月4日(日)の明け方に、ついに段ボールの開封と片付けを終了しました。…
— 高市早苗 (@takaichi_sanae) January 4, 2026