山形・蔵王の「蔵王温泉観光協会」公式X が2026年1月14日、「時々、雪の中にゴミが埋められています」などと、冬季のゴミ問題について注意喚起した。協会側に詳しい話を聞いた。
除雪機がゴミも飛ばしてしまうリスク
蔵王温泉観光協会の公式Xは14日、雪の中に横向きでめり込んだコーヒー缶の写真を公開しながら、下記のように注意喚起をした。
「時々、雪の中にゴミが埋められています。残念ながらゴミは溶けないので、春になると地面に散乱していることも。。。雪の中に埋める行為はポイ捨てと同じなので、やめましょう!」
投稿は4600件超の「いいね」を集め、「雪に埋めても『不法投棄』ですよね、結局...」「見えなくなったらOKではない」「空き缶・空き瓶のポイ捨てはホントたちが悪い」などと同情が寄せられている。
単なる不法投棄の観点に加え、雪の中にゴミが埋められることでの問題はほかにも。蔵王温泉観光協会の広報担当は15日にJ-CASTニュースの取材に応じ、よくあるケースとして、個人宅でも使われるような除雪機を使う場合に生じうるリスクを指摘した。
除雪機は回転する歯で雪を巻き上げ、飛ばす仕組みとなっており、埋められたゴミに気付かず巻き上げてしまうと、雪とともに飛ばして近くの車や物にぶつかったり、ガラスを割ったり、使用者や周りの人に当たったりする危険性があるという。
Xで投稿した写真の状況については、除雪で出来た高さ70~80センチほどの雪山の側面に、缶が押さえつけられるように入っていたと説明している。場所は事務所がある蔵王体育館の駐車場と、徒歩5分のスキー場駐車場との間で、雪掃きをしていたら偶然見つけたという。
雪国あるあるで「故意じゃないパターンも」
「こんなリアルに埋められてるのは初めて見た」──。
広報担当によると、「雪に埋まってる物を見つけることは中々無く、だいたいもっと下に埋まっている。すぐに雪が降って、見えないパターンが多い」。冬の間に隠れていたゴミが春に出てくるというわけだ。よく見る例は飴の袋やティッシュなど「ポケットに入れているようなもの」で、缶やタバコもあるが特に目立つわけではなく、色々な種類のゴミがまんべんなくみられるとした。
Xの反響には「色んな地域の方のコメントで『あるあるだよね』『よくゴミ落ちてるよ』とか書いていただいてるので、やはり肌感、雪国に暮らしている方は感じられているのかなという気はします」と述べている。
一方、全てのゴミが「ポイ捨て」か分からないともいい、「例えば風が強くて持っていたものが飛んで行っちゃったとか、故意じゃないパターンもあると思う」と理解を示した。除雪車が雪を日々押し集める中で、落ちているゴミや砂利が少しずつ雪山に溜まっていき、雪が溶けた時にまとまった状態で現れるのは「雪国あるある」だという。
今回の事案をめぐっては「見えないからと捨てる方もいる」と懸念しつつ、「来ていただくお客様がいることで観光地の美化も成り立っている」「綺麗に使っていただいて、観光地の美化にご協力ください」と前向きに呼びかけた。